どうもリョウスケです。
結婚式を行う上で、余興や入退場のBGMとして、ライブ演奏をお願いしたい、自分で演奏したいことがあるでしょう。
ただ、どのような段取りで準備をすればいいか、イメージが湧きづらいと思います。
私自身が結婚式で演奏したことのある経験から、準備から当日までの流れを、時系列を追って解説します。
結婚式の準備の参考になれば幸いです。
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どんな形態で演奏したいか
まずはどんな演奏をお願いしたいか、自分でやりたいか、理想を考えましょう。
ロックでガンガンに盛り上げたいか、ストリングスでしっとりと聞かせたいか、ポップスで和やかにさせたいか、いろいろあると思います。
ここでは、現実性はまずは置いておいて、演奏の雰囲気を検討します。
招待するゲストや披露宴会場の雰囲気も考慮に入れると想像しやすいかと思います。
重要なポイントとして、お互いが納得できる演奏の雰囲気を決められると良いです◎
雰囲気を決めた後は、どんな形態(楽器構成や使用機材など)となるか想像してみましょう。
どんな楽器を取り入れるか、わかる範囲で考えていきましょう。
例えば、吹奏楽、打楽器(ドラム)、ピアノ、エレキギターなどの電気を使用するかなどなど。
上記の楽器構成が決まれば演奏人数も決まってくると思います。
ここまで検討できれば、第一フェーズは終了です。
式場に演奏できるか確認
結婚式場が決まっていれば、前章で考えた雰囲気、形態で演奏が可能かを式場に確認します。
場所によっては、機材の持ち込み不可、ドラム、アンプの使用がNG、マイクの数に限りがある(少ない)などがあります。
式場の制限で、理想の演奏ができない場合は、前章に戻って演奏形態を変更するか、それでも理想の演奏をやりたい場合は、式場を変更するという手もあります。
できれば、式場と契約する前に確認できればベストです。
また逆に、楽器を借りることができる式場もあるかもしれません。
私が行った結婚式場では、ドラム、アンプの使用はNGでしたが、グランドピアノを借りることができました。
細かい話にはなりますが、もし楽器を借りれて、余裕がある場合、楽器の状態を事前に把握しておくのもいいかもしれません。
※ピアノの場合は、きちんと調律されてない場合があります。
結婚式場によって楽器演奏の対応は千差万別のため事前確認は必ず行うようにしましょう。
演奏者の選定
無事に演奏形態と式場の確認がとれたら次は演奏者の選定を行います。
プロに頼むか、知り合いに頼むか、自分も参加するのか。
いろいろ手段はあると思いますが、下記にそれぞれの段取りをまとめます。
プロに頼む
プロに頼む場合、まずは式場で提携している演奏者がいるか聞いてみましょう。
もし提携している場合、案内・情報をもらえると思うので見積もりを出してもらって検討しましょう。
もしも提携していなかったり、提携していても条件や理想と異なる場合は外部で探してみましょう。
Google検索で「結婚式 プロ 生演奏」と調べるとたくさん出てくると思います。
どこの会社に頼むかは、演奏ジャンル、演奏形態、場所の制限、金額などの条件を確認して決めましょう。
どの会社でもまずは相談して見積もりを出してくれると思いますので、それを元に検討して、契約するようにしましょう。
知り合いに頼む
知り合いに頼む場合、お願いするメンバーが仲の良い人同士である必要があります。
知らない人がメンバーにいる場合、演奏に変な緊張感を与えてしまい、最悪、練習中に喧嘩してしまうこともあるかもしれません。
メンバーをお誘いする際は、個人個人にお願いをして、その際に他にどんなメンバーを誘っているかを伝えておくのがベストです。
誘われる側は「この人と、この人がいるのか(安心できる…!)」と安心できます。
知り合いに頼む+自分たち
知り合いと自分たちで演奏する場合。
基本的には、知り合いのみにお願いする場合と同じです。
自分たちが演奏に参加するので、グループの方向性を直接コントロールすることはできます。
しかし、演奏の統括や練習日程の決定など、全て自分たちが率先してやるということは念頭においておきましょう。
あくまでも頼んでいる立場ということを忘れないようにしましょう。
自分たちのみ
準備については一番気をつかわなくて良い人選です。
自分たちのみのため、練習日程や練習回数なども自分で決められます。
しかし、自分たちで準備するがゆえ、途中で断念して結婚式での演奏を取りやめすることも簡単にできてしまいます。
自分たちのみで演奏する場合でも、できるだけ事前に練習日程を決めて、信念を持って取り組むことが重要です。
ぜひ、自分たちなりの演奏で友人、親族をびっくりさせてあげて下さい!
楽曲の選定
演奏者が決定したら今度は楽曲を決めましょう。
基本的にはどんな楽曲でも問題ありません。
演奏を聴きたい楽曲、演奏したい楽曲を選べばよいと思います。
ゲストも盛り上がれるような雰囲気にしたい場合は、ゲストの年代に合わせた流行りの曲を選定するのも手です。
誰もが知っている(であろう)ジブリやディズニーの名曲を使用するのも良いでしょう。
ただし、ひとつだけ注意点があります。
それは著作権についてです。
結婚式場での既存楽曲演奏は、私的範囲を超えてしまうため著作権の侵害に該当する場合があります(著作権切れの楽曲は除く)。
結婚式場がJASRACなどの著作権管理団体と著作物使用に関する包括契約を結んでいる場合は、ほとんどの場合は気にする必要はありません。
包括契約を結んでいない場合は、個人が著作権管理団体と契約する必要があります。
聴きたい、演奏したい楽曲が決まったら一度、式場スタッフに相談してみてください。
もしも、個人が契約しなければならない場合は、下記に契約方法や詳細が記載されていますので、参考にしてみてください(JASRACの場合)。
演奏者に詳細を伝える
決まっているもの、検討中のものを含めて、今まで検討してきたことを演奏者に伝えます。
- ざっくりとどの時間帯に行うのか
- 何曲やるのか
- どんな曲か(具体的に曲名も)
- どんな雰囲気にしたいのか
演奏には練習や準備が必要なため、メンバーや楽器構成、演奏する曲は早い段階で伝えるように心がけましょう。
もしも余裕がある場合は似たような雰囲気のライブ動画を探してきて、共有してあげると演奏者もイメージが湧くと思います。
ここから演奏者たちの演奏練習がスタートします。
そのため楽曲に関しては、手戻りさせないためにも、後から楽曲変更をしないように注意しましょう。
本番までの演奏練習について
自分たちが演奏に参加しない場合は、練習の詳細については演奏者にお任せでいいと思います。
自分たちも演奏に参加する場合は、練習場所の確保や練習スケジュールなどの決め事は率先して行うようにしましょう。
間違えても独断で練習場所やスケジュールなどを決めないように、メンバーの要望を聞き、丁寧に対応するように心がけましょう。
またスタジオを借りる場合は費用が発生します。
その場合、費用負担はメンバーとの間柄によって変わります。
仲の良い友達の場合は割り勘でいいと思いますが、距離のある友達やセミプロのような友達の場合は少し多めに出すなどしても良いかもしれません。
最初は多めに出して、「いいよ、いいよ、割り勘にしよう!」と言われたら割り勘にしても良いと思います。
この辺は臨機応変に対応していきましょう。
最終決定事項を演奏者に伝える
結婚式1ヶ月前〜半月前くらいになると結婚式全体の段取りが見えてくるようになります。
最終的な段取りや詳細情報が決まったら演奏者に伝えるようにしましょう。
演奏者は特に下記情報が気になると思います。
- 披露宴が始まる前にリハーサルができるか
- 機材の搬入方法(楽器はレンタルか?)
- 演奏者それぞれの立ち位置
- 前に出るタイミング
- 演奏終わりの退場方法
伝えるべきことは多いですが、一つ一つ抜けの無いように確認していきましょう。
もし何か確認し忘れていた場合は、式場スタッフにメールや電話を行い、確認を取るようにし、迅速に対応するようにしましょう。
当日の動き
いよいよ当日となりました。
当日はどんなところに気をつけたらいいでしょうか。
結婚式の形態、催し物によりますが、当日は主役(お二人)はほぼ自由に動けないことを念頭におきましょう。
決められたスケジュールの中、ひっきりなしの写真撮影タイムやスピーチ、お色直し、ケーキ入刀など…思ったより動けず、あっという間に時間は過ぎてしまいます。
事前に準備できることは、あらかじめ用意しておきましょう。
当日どうしても準備しなければならないことがある場合は、あらかじめ式場スタッフまたはお友達にお願いしておきましょう。
私が行った会場では、楽器は貴重品扱いとなり、楽器を預けることもできず、スタッフも触ることができませんでした。
そのため、楽器準備に関しては、泣く泣く演奏者本人たちにやってもらうことになりました💦(椅子やマイクなどはスタッフさんも準備してくださいました)
演奏者の謝礼
最後に忘れてはいけない謝礼についてです。
謝礼は、本番に演奏してくれたこと、これまで準備してきてくれたことに対する感謝のしるしとしてお渡しします。
渡す内容
結論から言うと、現金またはギフトカードがいいでしょう。
演奏者それぞれに異なるものを渡すのはあまりよろしくありません。
かといって統一した”物”をお送りしても、ある人にとってはあまり実用性はないかもしれません。
現金、ギフトカードなら交通費や楽器のメンテナンス、音源、楽譜の費用にあてることもできるのでおすすめです。
金額についてですが、余興の謝礼の相場は、友達の場合、だいたい3000~5000円としていることが多いです。
ただし、楽器演奏は他の余興とは異なり、準備に時間もかかるため、5000円~とするのがよいでしょう。
私は、サークル関係の友達から演奏を頼まれたときはだいたい5000円くらいの謝礼を頂いていました。
渡すタイミング
当日は主役は忙しく、自由に行動ができないため、謝礼を渡すタイミングは限られています。
渡すタイミングは主に下記のパターンが多いと思います。
①お見送りのプチギフトを渡すタイミング
式が終了して、お見送り時にプチギフトを渡す場合は、一緒に謝礼を渡すのがベストです。
演奏終了後のため、直接手渡しで感謝の気持ちを伝えられるので一番適したタイミングです。
渡すときは「素敵な演奏をありがとう!」と言って渡せると良いですね◎
もしもプチギフトを用意していない場合でも問題はありませんが、他のゲストが謝礼をプチギフトと勘違いしてしまうこともあるかもしれません。
その場合、自分はもらえなかったと思われる恐れもありますので、配慮は必要となります。
②開場前の受付時
受付時に受付係から謝礼を渡してもらうパターンです。
このパターンの場合は、演奏の感謝というより「今まで準備してくれてありがとう」といった事前準備の感謝の意味合いが強くなります。
また、他のゲストが、封筒の受け渡しを見ても、謝礼だとわかるため、特段配慮は必要ありません。
直接手渡しできないところは惜しいポイントではありますが、自然に渡せるのでおすすめです。
注意点として、受付係には間違いがないように、事前に謝礼を渡す方の名前と渡すものを認識してもらうようにしましょう。
③式終了後日に郵送する
後日郵送で渡す方法です。
落ち着いて後で渡せることや式場帰りに荷物にならないなどの利点はありますが、人によっては「なんで当日渡してくれなかったんだろう?」と疑問が残るかもしれません。
荷物になるほどの大きい謝礼品を渡す以外はあまりおすすめしません。
できれば当日渡してあげましょう。
最後に
以上、結婚式で生演奏をお願いする、やる場合の、準備から当日までの流れを解説しました。
結婚式の準備は、いろいろと決め事もあり、大変ですが一番大切なのは、協力してくれる演奏者の気持ちになってお願いすることです。
主役は、演奏以外の他の準備もあるので、つい忘れがちになってしまいますが、事前に決まっている段取りは、随時演奏者にお伝えするようにしましょう。
演奏者側としては、どんな雰囲気でやるか、わからないとイメージもできず、不安になってしまいます。
そして、最後には、準備から演奏まで行ってもらった演奏者へ感謝することは忘れずに。
演奏を含めた結婚式が無事に成功することを祈っています!
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