【SGギターの特徴解説】愛くるしいこの形が好きなんだっ!

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ゴンタロウ君
ゴンタロウ君

SGって周りに持っている人いないけど、どんなギターなんだろう

リョウスケコンノ
リョウスケコンノ

おお!SGに興味を持ったんだね!

リョウスケコンノ
リョウスケコンノ

SGはプロも愛用者がたくさんいる人気のギターだよ

レスポールやストラトの影に隠れがちですが、SGは昔から存在するエレキギターです。

周りにSGを持っている人がいないのでどんなギターかわからないと言う人も多いはず。

今回はそんなSGギターの特徴をまとめてみました。

SGギターの基本スペックと特徴

開発メーカーと登場した時代背景

SG(ソリッド・ギター)は1961年にギブソンがレスポールの後継モデルとして開発しました。

当時、レスポールは重く高価で売れ行きが伸び悩んでおり、より軽量でモダンなデザインを求めて誕生したのがSGです。

ドラちゃん
ドラちゃん

その頃はストラトも流行っていたしな

早くはThe BeatlesのジョージハリスンやThe Whoのピートタウンゼントの使用で有名。

ハードロック創世記では、AC/DCのアンガス・ヤングやブラック・サバスのトニー・アイオミといった伝説的ギタリストたちが愛用したことで、今なおロックギターの象徴として支持されています。

ダブルカッタウェイのボディシェイプ

よくネット上では、やれ「あのクワガタが〜」とか「ツノの生えた〜」とかよくいじられています。

…そうです。

そのクワガタとかツノを象徴しているかの形状は、ダブルカッタウェイの切り方が原因です。

このダブルカッタウェイ、形状からも想像できる通り、ハイフレットでネックを握り込みやすく、ハイポジションの演奏性に長けています。

実際に弾いてみるとわかりますが、握った瞬間、機能美とデザイン相まって、衝撃が走ります。

一瞬にして、あの鋭利な突起に愛着が湧き、虜になります。

…なんて可愛いのだろうか…

そんなことを思いながらギターを弾いて何がいけないんでしょうか!

この形状を馬鹿にしたみなさん。

握ればわかるよ、やつの可愛さが。

軽量で薄めのボディ

構えた視点から

写真を見ての通りレスポールに比べてめちゃ薄です。

マホガニー材単板なのもあって薄くできる仕様ですね。

なので、虫とり少年が好きそうな見た目のクワガタですが、小柄な女性にも扱いやすいギャップ萌えなヤツです。

ハムバッカーピックアップ搭載

レスポールと同等のハムバッカーピックアップを積んでいます。

そして、これは他のモデルでもレスポールと同じ仕様を踏襲しています。

例えば、SGカスタムだと、レスポールカスタムと同様にハムバッカーが3基積まれています。

また、SGスペシャルはレスポールスペシャルと同様にP-90が2基積まれています。

ピックアップに関してはレスポールと同じなのでイメージしやすいでしょう。

ネックは薄く、短く、遠い。

薄い。

ネックのシェイプ(カットした断面)がレスポールに比べて薄く、ストラトとも比べて違和感のないほどの薄さです。

短い。

また、SGは24.75インチのミディアムスケールで、ストラトよりもフレット間が少し短めです。

遠い。

スケール自体はレスポールと同じですが、比較的ボディとネックのジョイントが端にあります。

そのためネックが前に出ている分、実際に構えたときにより遠く感じることがあります。

ネック周りでは、この薄く、短く、遠い特徴から、一般的にSGは弾きやすいと言われています。

抜けのいい中域寄りのサウンド特性

薄めで軽いボディとハムバッカーを積むことによって抜けの良い中域寄りのサウンドが特徴です。

レスポールと思って弾くと肩透かしを喰らうかもしれませんが、中域が目立つサウンドを活かしたロックやポップスとの相性はマッチ!

SGしか出せない唯一無二なサウンドに惹かれる方も多いとか。

SGと他ギターの違いを比較

代表的な種類と違いを比較してみました。

名称SGストラトキャスターレスポール
外観
代表メーカーギブソンフェンダーギブソン
重さ軽め(約3〜3.5kg)軽め(約3〜4kg)重め(約4〜4.5kg)
音の傾向軽快でパワフルな音明るくシャキッとした音太くてパワフルな音
ピックアップハムバッカー × 2シングルコイル × 3ハムバッカー × 2
ネックの形状細め・手に馴染みやすい細め・手に馴染みやすい太め・ややゴツい
見た目の印象シンプルでイカついスマートでシンプル高級感があって重厚

こう見るとストラトとレスポールのいいとこ取りのようなギターですね。

自分がSGを選んだ理由は弾きやすさ!

ネックの薄さが最適

自分の好きなギターはレスポールでしたが、速弾きやテクニカルなことをしようとすると、これが中々弾き辛い。

リョウスケコンノ
リョウスケコンノ

58年モデルのレスポールはネックがやけに分厚い

それとギブソン信者なので、最適なギターはないかと探したところ、あるではないか…

鬼のように赤いギターが。

案の定、ネックは薄くテクニカルな練習が捗ります。

おかげでレコーディングでも重宝しています。

ハイフレットのアクセスが楽すぎる

前述したネックの薄さとダブルカッタウェイが施されていることもあり、ハイフレットのアクセスは良好

従来存在するギターの中でもハイポジションの弾きやすさは上位の方だと思います。

このアクセスの良さからボトルネックを使ったボトルネック奏法もやりやすくて守備範囲の広いギターだと感じています!

▽デレクトラックスのボトルネック奏法は眉唾もの

軽くて肩が疲れにくい

激重レスポールを使っていた身からするとSGは羽毛のよう軽く感じてしまいます!(嘘)

ドラちゃん
ドラちゃん

重いレスポール弾きすぎて感覚が麻痺してるな

…羽毛のように軽いは言い過ぎましたが、ストラトと比べてどっちが軽いかわからないレベルの軽さです。

この軽さのおかげでライブや普段練習がとても楽になりました。

アグレッシブなライブ向けですね!

▽確かにThe Usedの初代ギタリストのクインオールマンも過激なパフォーマンスでSGを使用していますね。

Bigsbyをつけた時のルックスに釘付け

これは弾きやすさとは関係ありませんが、Bigsbyをつけた状態のカッコ良さは個人的に満点!

SGを使用している人が周りにあまりいないのにさらにBigsbyを付けるなんて、オリジナリティ溢れすぎてアドレナリンどばどば。

というまぁ気持ち悪い表現はさておき、、

見た目が好きというのはサウンドを差し置いて重要なんじゃないかなーと思う今日この頃です。

SGのイマイチところ

ここまでメリットの部分をつらつら書いてきましたが、良いところがあればイマイチなところも、もちろんあります。

ヘッド落ちしやすい

これはSGの宿命ですね。

ボディが軽いが故に、押さえていないとヘッドの方がどんどん落ちていきます

いわゆるヘッド落ちと呼ばれるものですね。

ボーカルギターの場合、ギターから手を離すこともあるので少し気になる点ですね。

ただ、これには対策があって…

滑りにくいストラップを使用する。

COMFORT STRAPP / Pro Guitar Long 100-117cm サウンドハウスで見る

ストラップがツルツルだとすぐに抵抗がなくなるので滑ってしまいます。

それか服を抵抗のある服にする…

ドラちゃん
ドラちゃん

一体、何を着ろって言うんだよ?

リョウスケコンノ
リョウスケコンノ

革ジャンとか…?

ドラちゃん
ドラちゃん

せっかく軽いギターなのに服が重いじゃねーか!

あとは好みもありますが、ボディにBigsbyを取り付ける!

これはサウンドが変わってしまうので、ヘッド落ちの対策として施す人は少ないと思いますが、物理的にボディが重くなるのでヘッド落ちしづらくなります。

何よりBigsbyを取り付けると個人的にめちゃくちゃカッコ良くなるので、おすすめですね!

ネック折れしやすい?

実際はどうかわかりませんが、ネックが折れやすいという情報をよく耳にします。

確かに、ネックとボディの接着面がレスポールなどに比べて小さいので弱くみえます。

ただし、丁寧に扱えばそれほど気にしなくても良いかもしれません。

スタンドに立てかけておく時に倒れないか確認すれば問題ないのでは…?

ちょっと強い地震で倒れるなんてことは避けたいですね!

ドラちゃん
ドラちゃん

それよりも命の心配をしろよ

リョウスケコンノ
リョウスケコンノ

ギターは命と同等の大切さナンダヨ( ◠‿◠ )

ドラちゃん
ドラちゃん

コイツもうイっちゃってるな…

レスポールほどの重厚感はない

レスポールのあの重さから生み出される低音ほどの甘い音は、正直出しにくいです。

…だって軽いもの。

ただ、これは人によると思います。

「レスポールほどの低音は抜けが悪いのでかえっていらない。SGの中域がちょうど良い!」と言う人もいるはず。

これはデメリットと言うよりギターの個性として捉えた方が良さそうです。

ジャンルによって、使うシーンによって弾き替えればいいことです。

万人受けしないデザイン

これも個人の主観ですが、SGは一般的に万人受けしない印象です。

こーんなにかっこいいのに、やれ「ダサい」だの「ロックな感じが嫌」だのみんな好き勝手言います。

確かにクワガタっぽいけど(っておい!)、あの薄さとシンメトリーなカッタウェイ形状、どう見てもカッコいいでしょ!

機能性とデザイン性を兼ね備えたギターだと思います。

形状が好きならハマるギターですよ!

SGによくある疑問を回答!

Q1:SGはストラトより弾きやすいですか?

A:はい、弾きやすいと感じる方は多いです。

SGはネックが細めで、スケールもやや短いためフレット間が狭く、チョーキングなどの操作もスムーズです。

ハイフレットへのアクセスも楽なので、特にソロを多用する方に好まれています。

ただし、ストラトの握りや音のレスポンスが好きという方もいるので、最終的には好み次第です。

Q2:SGはヘッド落ちするって本当ですか?

A:はい、SGはボディが軽めなぶん、ネック側が重くてストラップで構えるとヘッドが下がりやすい傾向があります。

ただ、滑りにくい素材のストラップを使ったり、ストラップピンの位置を工夫すればかなり改善できます。

個人的には演奏中に気になるほどではありませんでした。

Q3:クリーントーンでも使えますか?

A:もちろん使えます。

SGスタンダード系はハムバッカー搭載なので、太くて丸みのあるクリーンを出すのが得意です。

ジャズやブルース、クリーン+リバーブのアンビエント系にもマッチします。

ただし、きらびやかでシャリッとしたクリーンを求める場合は、シングルコイルのギターの方が合うかもしれません。

Q4:SGは初心者向けのギターですか?

A:はい、初心者の方にもおすすめできます。

軽くて構えやすく、ネックも細いためコードやソロも押さえやすいです。

見た目に個性があるので、テンションも上がります。

ただし、ヘッド落ちのクセがあるため、一度試奏してバランス感を確認しておくと安心です。

Q5:SGはどんなジャンルに合いますか?

A:SGはロック、パンク、グランジ、ハードロックなどのジャンルに特にマッチします。

ミッドが前に出る攻撃的なサウンドが特徴なので、歪ませてリフを刻むスタイルにぴったりです。

また、意外にもブルースやジャズでも活躍しているプレイヤーは多く、ジャンルの幅は思ったより広いです。

最後に

ギターはじめたての時は、当初SGギターについてはあまり欲しいとは思いませんでした。

しかし、いろいろ調べていくうちに、どんどん惹かれていきました。

この記事をきっかけにSGに興味を持っていただければ幸いです!

 

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