話題の楽器用ワイヤレスヘッドホンATH-EP1000IRのレビュー

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どうもリョウスケです。

最近たくさんの製品が売り出されているワイヤレスヘッドホンですが、楽器用となるとあまり種類は多くありません。

今、話題のAudio-Technica / 楽器用ワイアレスヘッドホン ATH-EP1000IRを購入したので、レビューをします。

Audio-Technicaとはどんなメーカー?

1962年創業のオーディオ機器メーカー。

当初はレコードプレーヤー用のカートリッジの専業メーカーでしたが、時代とともに事業を拡充し、今ではヘッドホンやマイクロホン、スピーカーなどのオーディオ機器をメインで扱っているようです。

特に個人向け製品では、ワイヤード、ワイヤレスヘッドホン、イヤホンをプッシュしています。

昔からオーディオ機器メーカーとして、時代のニーズを読み取っている会社であり、法人向けにも製品を提供しているので、品質は高く、安心できるメーカーです。

オーディオテクニカ
オーディオテクニカの公式サイト・オンラインストアです。ヘッドホン、イヤホン、マイクロホン、スピーカーなどのオーディオ機器をお求めいただけます。|日本の音響機器メーカー|1962年創立|

製品仕様

公式の仕様と、仕様に載っていない情報を記載します。

セット内容

Audio-Technica公式ホームページより https://www.audio-technica.co.jp/product/ATH-EP1000IR

右から時計回りに

・ヘッドホン本体
・ACアダプター
・6.3mmステレオ変換アダプター
・オーディオケーブル( 1.2m/φ3.5mmステレオミニプラグ)
・トランスミッター

その他同梱物

・取扱説明書
・保証書(購入日より1年)

公式仕様

メーカーの公式仕様についてまとめます。

ヘッドホン側の仕様

型式密閉ダイナミック型       
ドライバーφ40mm
出力音圧レベル        97.0dB/mW
最大入力1,000mW ※有線接続時
再生周波数帯域20~20,000Hz
質量約246g
充電時間約4時間 ※使用条件により異なる
使用可能時間約5時間 ※使用条件により異なる

トランスミッター側の仕様

電源DC12V(付属のACアダプターを使用)
入力端子φ3.5mmステレオミニジャック
インピーダンス        32Ω
質量約130g

通信仕様

通信方式赤外線ステレオ通信
使用周波数帯域        2.48MHz(Lch)、2.7MHz(Rch)    
最大通信距離見通しの良い状態で7m以内

実際のサイズ感は?

仕様値ではわかりにくいサイズ感。

ヘッドホン本体とトランスミッターのサイズが気になるところです。

まずはヘッドホン本体から。

今まで使用していたSONYの定番機種MDR-7506(使用感ありますね💦)と比較

SONYの定番機種MDR-7506と比べてもさほど大きさに違いはありません。

まあ、小さくてもヘッドフレームの長さを調節できるので心配はいりませんね。

サイズではありませんが、強いて違いを記載すると、ATH-EP1000IRはフレーム部がプラスティック製で、鉄の板が入っているSONYのMDR-7506と比べると耐久性に若干劣ります。

続いて、トランスミッターのサイズを見ていきましょう。

実測値

上から見ると楕円型です。

実測値は13.5 × 10.0 cm。このくらいのサイズ感であれば置き場所に困ることはありませんね。

とてもコンパクトで机の上を占領することはありません。

ちなみにヘッドホン充電時はトランスミッターに据え置きする形で充電します。

おもしろい充電の仕方で、オブジェにもなる!?

購入時の値段

公式ホームページ記載の値段は、¥23,980 (税込)でした(2023年1月現在)。

自分は楽天で購入しましたが、値段は¥21,800 (税込)でした(2021年9月)。

上記値段にポイントが付くので、楽天は本当にお得ですね!

総じて、ワイアレスのヘッドホンに2万ちょいは少し高い気がしました。

しかし、これで有線の煩わしい練習から解放されると考えると惜しくはないです。

購入動機

私が個人的に思った、購入に至った要素について記載します。

有線の煩わしさ問題

有線のヘッドホンで楽器を演奏すると、コードが煩わしく感じ、練習のモチベーションが少し削がれます。

私は普段、自宅でエレキギターを練習するときは、日中はアンプ、夜はヘッドホンを活用し練習しています。

しかし、有線のヘッドホンを接続することで演奏中コードが邪魔な上に、コードの長さによって演奏場所の範囲も限られてしまいます。特にライブ前は立って練習することもありますからね~。。

上記の制約があるとそもそもめんどくさくなり、楽器の練習を怠ってしまうことさえあります(これはそもそも自分の問題かな??)。

そこで巷では一般化しつつあるワイヤレスのヘッドホンが欲しいと思い始めました。

ワイヤレスの遅延問題

さて、有線の煩わしさを考え、ワイヤレスのヘッドホンを探し始めましたが、ひとつ問題がありました。

ワイヤレス(Bluetooth)だと遅延が発生する

楽器演奏をメインで考えていたので、演奏の信号がヘッドホンから出力されるまでに遅延があると、練習になりません。

ワイヤレス製品すべてが該当するわけではありませんが、Bluetoothで通信するタイプは遅延が発生するようです。

この情報を見てワイヤレスの道は一度あきらめようと思いましたが、一筋の光が…。

赤外線通信タイプのワイヤレスだと遅延があまり目立たないという情報をキャッチ!

そこから赤外線通信タイプを探しました。

MDR-7506の代わりになりうる製品

今まではSONYの定番機種MDR-7506をギター練習や作曲のモニターとして使用していました。

変に低音や高音が強調されることがなく、フラットな音質で音作りやミックス作業がしやすく重宝していました。

次に購入するヘッドホンもフラットな音質と、品質が担保された製品がマストでした。

以上のようにワイヤレスであり、信号の遅延もなく、品質が良い製品ということでAudio TechnicaのATH-EP1000IRが目についたというわけです。

購入前に疑問だったこと

購入に踏み切る前に個人的に疑問に思っていたことを記載します。ぜひ、購入の参考になれば。

音は頻繁に途切れることはないか?

無線と聞いてまず疑問にあがる点だと思います。

しかも、Bluetoothではなく、赤外線です。そうです、テレビやエアコンのリモコンに使われているアレです。

机にさえぎられたり、モノが邪魔して反応しないですよね。

このリモコンの印象が強かったため、果たして音が途切れて練習どころではなくなってしまわないか、正直不安でした。

しかし!同じ部屋にトランスミッターを設置していれば、音が途切れることなく快適に音楽鑑賞、楽器演奏ができました。

もちろん広すぎる部屋、見通しが悪い場所にトランスミッターを設置していなければですが。

まあ、常識範囲内での使用であればストレスなく使用できると思います。

また、別端末との電波干渉なども気になっていましたが、そもそも(今となっては)一般的なBluetoothの電波とは通信方式が異なりますので干渉は全くありません。

テレビのリモコンなどであってもスイッチを押す一瞬程度なので気にするほどのことではありません(そもそもヘッドホンして楽器演奏中にテレビなんて見ませんよね笑)。

イヤーパッドのサイズは自分に合うだろうか?

これも気になりました。

イヤーパッド(耳を覆う個所)のサイズ感。果たして自分の耳のサイズで快適に装着することができるか!?

これは杞憂でした。

そもそも自分の耳のサイズなんぞ、人並み程度で、SONYのMDR-7506で満足に装着できれば問題なしですね。

自分はすごく耳が大きくてどうしよう!?と日ごろから思っている方でなければ特段考えなくていいことですね。

どうしても気になるようならば、家電量販店で試着(?)させてもらうといいかもしれません。ATH-EP1000IRが無ければ、同じAudio Technica製のヘッドホンで試してみるのも◎

サイズに近い話でひとつだけ。

個人的に、眼鏡をかけて装着しているせいか、超長時間使用していると、こめかみ後ろ辺りが若干圧迫されて疲労してしまいます。

まあ、そもそも充電時間いっぱい装着していて多少違和感あるくらいなのでそこまで問題にはなりませんが。

というかどのヘッドホンでもあると思うので気にしなくてもOK

音質はぶっちゃけどうなのか?

無線でも音質はいいのか?

どうしても昔使用していたSONYのMDR-7506との比較になってしまいますが、、、結論から言うとATH-EP1000IRの方が音楽鑑賞では聴きやすく、楽器演奏でも高音域から低音域までフラットな印象のため間違いない商品だと思います。

個人的に、SONYのMDR-7506は立体感はあるもののやや、高音域が強く感じ、若干聴き疲れします。

それに対してATH-EP1000IRは音の分離感もよく(それぞれの楽器が独立して聞こえる)、高音域はそれをほど強調されていないため、疲れることなく聴いていられます。

また無線だからと言って低音が弱いかというと、そういうことでもなく、高音も低音もまんべんなく聞こえてくる印象です。

さすが楽器用と謳うだけのことはありますね。

使ってみたメリット・デメリット

使ってみたメリット・デメリットをまとめてみました。

メリット

  ・遅延が気にならない
  ・置き型充電のため、スペースを取らない
  ・それなりに音質がいい(音のバランスがフラット)
  ・練習するのが楽になる、楽しくなる
  ・有線化もできるので、もしもの時でも安心(充電がなくなる等)

デメリット

  ・使用可能時間に対して充電時間が長い
  ・値段が少しお高め?
  ・オーディオケーブルの長さが短い(1.2m)(別途延長ケーブルで対応可)
  ・ACコンセントのみ充電可能なため、コンセントを一つ潰す必要がある

総評

総合的に判断して、楽器プレイヤーにとってはおすすめできる製品です!

特に無線であるにもかかわらず、遅延がほとんどないことは最大の魅力だと思います。

煩わしかったケーブルの取り回しがなくなり、ストレスフリーで楽器練習や音楽鑑賞ができることは値段を考えたとしても、買いだと思います。

欲を言えば、連続使用可能時間が長いとより良いと思いました。

今回、個人的にお試しで本製品を買ってみましたが、意外に不満点が少なく、今後の楽器用ワイヤレスヘッドホンの拡充に期待が持つことができました。

「楽器の使用でワイヤレスなんて…」と思っているあなたも

一度試してみると良いかもしれません。

無線であるため取り回しがよくなり、練習頻度がアップするかもしれませんよ。

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