【誰でもできる!】効率の良い耳コピの方法

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楽器をやっていて、大好きなあんな曲やこんな曲をコピーしてみたい。

けど、楽譜が売っていないと悩んでいる方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。

今回はそんな方へ向けた、ビギナーでも簡単に耳で聴いて演奏できるようになる「耳コピ」の方法を解説します。

目的は何か

耳コピをする目的によってコピーのクオリティが違ってきます。

モチベーションにもかかわるところなのでしっかりと確認して、意識しましょう。

ただ家で弾きたい

自分がただ単に弾きたいと思ったという場合。

楽曲全部をコピーする必要は特段ありません。

余裕があれば全部コピーしてもいいですが、プレッシャーになると思うので最初は好きなフレーズだけという意気込みでOK。

ハードルが低く感じると思います。

バンドでコピーする

すでにバンドを組んでいる方で、コピーする楽曲が決まった場合。

最初のうちはバンドで合わせられる最低限の構成や楽曲テーマをコピーしましょう。

例えば、ギターの方の場合、コード進行やリフ、ソロなど楽曲を演奏する上での土台部分からコピーしていくと良いと思います。

時間が経つにつれて楽曲への理解が深まりますので、細かい音取りは楽曲の土台ができた後にしましょう。

フェーズごとにコピーすることで、整理がつき耳コピする抵抗がなくなると思います。

弾いてみた動画をあげる

今回の目的の中で一番しっかりコピーしなければならない部類です。

アバウトなコピーでも良いですが、完成度が高いと何回も見てもらいやすくなります。

見に来る方は、その曲が好きな方や自身が演奏するために参考として視聴する方など細かくチェックされます。

完コピとまでは行かずとも、例外を除き基本的に8割くらいは音源通りの音で演奏すると良いです。

また、ある程度音取りが出来たら、音作りも真似てみたり、オリジナリティーあふれる音色にしてみたりするとおもしろいかなと思います。

技術向上のため

これは「ただ家で弾きたい」と「弾いてみた動画をあげる」両方に通ずるものがあります。

これは全部コピーする必要はありませんが、コピーするフレーズはしっかりと音取りしましょう。

プロのアーティストが演奏するフレーズは一音一音考えられたものだと思います。

なので、技術向上の観点からみるとフレーズごとに完璧にコピーすることをおススメします。

手順

耳コピビギナー向けに耳コピをする際の手順について順を追ってご紹介します。

1.コピーしたい曲を決める

まずは当たり前ながらコピーしたい曲を選びます。

いきなりテクニカルな音数の多い楽曲はあまりおすすめしませんが、どうしても好きで、コピーしたいなら何でもいいと思います。

耳コピする上で大事なことは、簡単な曲を選ぶのではなく、モチベーションが保てる自分の大好きな楽曲を選定することが大事です。

※初心者におすすめな楽曲は次の章で記載しています。

2.コピーしたい曲を聴きこむ

耳コピする楽曲が決まれば後はその楽曲をとことん聴きこむ。

特に、コピーしたい楽器のフレーズを空で歌えるようになるまで聴きまくります

これはすごく重要なことで、フレーズを完璧に覚えてしまえば後々音を取るときに聴き返さなくてもスラスラコピーができます。

3.楽器を持って音取り

楽曲を覚えたら実際に楽器を持って音取りをしていきます。

音源を聴きながら音を探しても良いですし、フレーズを覚えているならそれを楽器で再現して、音源を聴き答え合わせをするなどのやり方でコピーします。

細かいフレーズであれば聴きとれる音からコピーして、穴を埋めていきます。

聴きとりやすい音からコピーしていこう

エレキギターや電子ピアノなどの電気楽器であれば、AUX端子付きアンプを使用するのがおすすめ。

音源を流しながら演奏できちゃいます。

4.わからない場合はまた聴きなおす

音が取れない箇所やフレーズを覚えられない箇所は楽器を置いてもう一度聴き返してみましょう。

落ち着いて聴くことでまた新たな発見があるかもしれません。

音源を何で聴くかにもよりますが、再生速度を落とすことのできるデバイスで聴くと音が取りやすいはずです。

You Tubeでは下記の場所で再生速度を設定できます(0.25倍~)。

5.2~4の繰り返し

2~4の繰返しの手順でコピーをしていきます。

個人的に、シンプルなものから難解なフレーズまで、どんなフレーズでもこの手順でコピーしています。

これは、耳コピではないですが、誰かの演奏動画を見て、おおよそのポジションを把握することもおすすめです。

まあゴールは演奏できるようになることなので、いろいろなコンテンツを利用してコピーしていきましょう。

ビギナーにおすすめな曲

ここまで耳コピの手順を紹介していきましたが、では最初はどんな曲をコピーすればいいのでしょう。

ここでは、ビギナーにとってどんな曲が耳コピしやすいかを紹介します。

自分が好きな曲

先ほどの章でも書きましたが、自分の好きな曲を弾くことが一番大事です。

なぜならば、好きな曲であれば「演奏したい」というモチベーションが高く、コピー途中で挫折しにくいからです。

それにコピーできた時、尋常じゃないほどの達成感を味わえます。

一曲全部をコピーしなくても好きな曲であれば楽しく演奏できることでしょう。

憧れのアーティストが演奏した曲

これも前述の「好きな曲」に似た部分があります。

誰しも憧れのアーティストがいると思いますが、その人を追いかけるというモチベーションがコピーをする忍耐力の支えとなるはずです。

またその憧れのアーティストの曲をコピーすることで演奏技術も盗めてしまいますので一石二鳥でお得です笑。

口ずさめる曲

もともと楽曲を覚えていて口ずさめる曲であれば、すぐにコピーできることでしょう。またすぐにコピーできなくても比較的コピーはしやすいと思います。

目的にもよりますが、耳コピビギナーにとっては入門として、もともとなじみのある楽曲をコピーすることをおススメします。

一回でも耳コピできれば流れもつかめるし、何より耳コピに対する抵抗も払拭されると思います。

構成がシンプルな曲

自分の好きな曲はいっぱいあるけど、その中でもどんな曲をコピーすればいい?と聞かれれば、それはズバリシンプルな楽曲を選ぶと良いでしょう。

ここで言う「シンプル」とは、音数の少ないものであったり、楽曲自体の構成(Aメロ、Bメロとか)が少なく同じフレーズが多いものなんかはコピーしやすいと思います。

ギターの場合では、パワーコードが基本のバッキングとなっているものは比較的コピーしやすいと思います。

例えば、、、

MONGOL800 / あなたに

GREEN DAY / American Idiot

パンク系が並んでしまいましたが、曲構成はシンプルですし、ビギナーにはおすすめな楽曲です。

打ち込みなどがあまり入ってない曲

他の楽器の音数が多ければ多いほどコピーしたい楽器の音が取りづらくなります。

ましてや生楽器ではなくモジュレーションのかかったトラックが背景でなっていると厄介です。

なので最初の方は全楽器が聴きとれるような楽曲をコピー対象として選ぶと良いでしょう。

例えば、、、

チャットモンチー / シャングリラ

Weezer / Say It Ain’t So

行き詰ったときは思い切ってやめる

耳コピしていてどうしても聴きとれないときはあります。それは私も同じです。

そんな時は、思い切って耳コピ作業から離れるのも大切です。

楽器やその楽曲から離れて散歩したり、外の空気を吸ってみたり、夜であればもう寝てみたり笑。

気分転換した後は脳がリフレッシュして、謎だったフレーズの音取りがスムーズにできることはしょっちゅうあります。

これは耳コピだけに限ったことではありませんが、一回作業を中断する勇気も必要です。

また、これは断念とは違いますので、休憩したら戻ってくる根気強さも必要なスキルとなっています。

「耳コピ」を手助けするアプリあります!

手軽に、そして簡単に、耳コピをするためのアプリがあります。

私も実際に使用している「mimicopy」というスマホ向けアプリです。

mimiCopy|ギタリストのための音楽聞き取りツール
mimiCopyは耳コピを補助するiPhone/iPad用のミュージックプレーヤーアプリです。

こちらのアプリでは、再生速度やピッチの変更、指定範囲のループ再生、パン振りのバリエーションなど多機能な操作が可能です。

また、WiFiやiTunes経由で音楽ファイルをインポートすることができるので手軽に耳コピが始められると思います。

こういったアプリを使ってぜひ耳コピを始めてみるのはいかがでしょうか。

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