

シールドがすぐに断線しちゃうんだけど、長持ちする方法ってないかな?

シールドは少し気にかけてあげるだけで摩耗を抑えることができるよ
音が出なくなったり、ノイズが入ったりするトラブルは、実は日々の使い方が原因のことも多いです。
買い替えるたびにコストがかかるだけでなく、ライブや録音中に不具合が起きると大きなストレスになりますね。
この記事では、普段のちょっとした工夫でシールドの寿命をのばすためのコツをご紹介していきます。
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シールドを長持ちさせるポイント

シールドは使っているうちに少しずつ劣化していくものです。
しかし、日常の扱い方によって寿命にかなり差が出ます。
丁寧に扱えば、何年も快適に使えることもあります。
当たり前っちゃ当たり前ですが、上記のタイミングで気をつけて扱うことでシールドへの負担をグッと減らすことができます。
具体的な内容は次の章からどぞ!
八の字巻きをして保管しよう!
おすすめの巻き方:八の字巻き
シールドを片付けるときは、八の字巻き(オーバーアンダー巻き)がおすすめです。

この巻き方は中の導線がねじれたり、無理な負担がかかったりしにくく、断線やクセを防いでくれます。

よく玄人が片付ける際にやってるな!

覚えてしまえば手ぐせでできるようになるよ
八の字巻きのやり方

手首を内側と外側に交互にひねりながら、「数字の8」を空中に描くように巻いていきます。
ポイントは、ぐるぐる同じ方向に巻かずに、腕を左右に動かして自然な流れで折り返すこと。
たとえば登山用のロープや長いホースを丁寧にまとめるような感じです(逆にわかりにくいか)
無理に引っ張ったり、きつく縛ったりせず、ふんわりと輪を重ねるイメージでOK。
コードに変なクセがつかず、断線もしにくくなります。
やってはいけないこと

綺麗に巻かないと、変な位置で癖になって使いにくくなったりします。
また、断線の原因になりかねません。
と言うより、多分、ぐちゃぐちゃにして収納する方が難しいと思います。
コードは意外と厚めなのでかさばるので自ずと綺麗に巻く癖が身につくと思います。
シールドの「挿しっぱなし」は厳禁

ギターやアンプにシールドを挿したままにしておくと、プラグ部分が摩耗したり、プラグとコードの接続部に負荷がかかってしまう場合があります。
見た目には問題がなくても、少しずつ劣化が進んでしまい、いざ使いたいときに不具合が出ることもあります。
演奏が終わったら、面倒に感じるかもしれませんが、毎回きちんと抜いておくのが安心です。
機材を長く大切に使うための、ちょっとした心がけです。
物理的ストレスを避ける

シールドは丈夫そうに見えて、実はとても繊細です。
足で踏んでしまったり、重たいものを上に置いてしまうと、中の導線やハンダが傷んでしまうことがあります。
また、コード部分を無理に引っ張ると、接触不良や断線の原因になってしまいます。
片付けるときや抜き差しの際は、必ずプラグ部分を持つようにして、コード本体には負担をかけないように意識するのがポイントです。

特に多い断線理由はプラグとコードの接続部分の不良だから気にかけてあげよう
高品質なシールドを選ぶ

シールド選びも、長く使う上でとても大切なポイントです。
安価なものでも使えないわけではありませんが、内部構造や素材によって耐久性には大きな違いがあります。
ノイズ対策がしっかりされていたり、導体に高純度の素材を使っているシールドは、音質も安定し、結果的に長く使えることが多いです。
予算に余裕があれば、信頼できるメーカーの製品を選んでみるのもおすすめです。
私が長年使っているカナレというメーカーは中々耐久性が高い印象です。
プラグ部分の定期的なクリーニング

シールドのプラグ部分は、手に触れたり空気中のホコリがついたりして、少しずつ汚れていきます。
こうした汚れやサビが原因で、音が途切れたり、ノイズが乗ったりすることもあります。
定期的に柔らかいクロスや専用のクリーナーで軽く拭くだけで、音のトラブルを防ぐことができます。

プラグ部分が原因で接触不良は稀だが綺麗にしておくのに越したことはないな!

備えあれば憂いなしだね
湿気・温度管理

ギターほど湿度や温度変化の影響はないものの、少なからず気にかけてあげることは大切です。
特に湿度が高い場所や直射日光の当たるところに保管しておくと、内部の銅線が酸化しやすくなり、音質の劣化やノイズの原因になります。
ギターと同じ環境(湿度や温度が安定したところ)で保管しておけば問題ありません。
もっと気を使うなら乾燥剤を入れたケースに収納すると安心かも。
ちょっと、やり過ぎな気はしますが…
まとめ:シールドもギターと同じように大切に
シールドは消耗品とはいえ、ちょっとした気遣いでグッと長持ちしてくれます。
断線やノイズといったトラブルも、日々の扱い方でかなり防げます。
シールドも、ギターの“声”を届けてくれる大切な仲間です。
長く付き合っていけるように、今日からちょっとだけ気にかけると寿命がグッと伸びるかもしれませんよ!
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