

自宅でギターアンプの音を録音したいけど、どんなマイクを選べばいいんだろう…?

それなら、ギターアンプのマイキングに適したダイナミックマイクがおすすめだよ!
自宅でギターアンプの音をレコーディングしたいなら、ダイナミックマイクを使ったマイキングがおすすめです。
アンプから出る音を直接収録することで、スピーカーならではの響きや歪みの質感を録音できます。
しかし、マイクにはさまざまな種類があり、音の特徴や使い勝手も製品によって異なります。
そこで今回は、ギターアンプのレコーディングにおすすめのダイナミックマイク15機種を厳選しました。
リーズナブルな入門モデルから本格的な録音向けモデルまで紹介するので、自分の宅録環境に合ったマイクを探してみてください。
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ギターレコーディング用マイクとは?

ギターレコーディング用マイクは、ギターアンプのスピーカーから出る音を収録し、アンプ特有の歪みやアタック感を捉えるために使うマイクです。
ボーカル用マイクが声の明瞭さや息・破裂音への対策を重視するのに対し、ギターアンプ向けでは大きな音圧に対応できることや、近距離でも狙った音を録りやすいことが求められます。
また、ギターの存在感を左右する中音域の押し出しや、高音域の耳障りな成分を抑えたバランスも重要です。
こうした特徴から、宅録では丈夫で扱いやすいダイナミックマイクが定番となっています。
ただし、ボーカル用と楽器用には明確な境界がなく、同じマイクを兼用できる製品もあります。
用途の表示だけでなく、音色や指向性、設置のしやすさを基準に選ぶとよいでしょう。
ギターレコーディング用マイクおすすめ15選
低価格・初心者向け4選
初めてギターアンプのマイキングに挑戦するなら、手頃な価格のモデルから試してみるのもおすすめです。
BEHRINGER / SL 75C

低予算で始めるギター録音
リーズナブルな価格でギターアンプのマイキングを始められるダイナミックマイクです。
単一指向性の設計を採用しており、正面の音を中心に収録できます。
最大150dB SPLの音圧に対応しているため、大音量のギターアンプにも使用できるのが特徴です。
40Hz〜15kHzの周波数特性を持ち、滑らかな中音域を意識した設計となっています。
マイクスタンド用アダプターやキャリングケースが付属するのも嬉しいポイント。
まずはアンプのスピーカーをマイキングして、ライン録音との違いを確かめたい人におすすめです。
CLASSIC PRO / CM9

低価格でも楽器録音に特化
サウンドハウスのオリジナルブランド、CLASSIC PROが展開する楽器用ダイナミックマイクです。
ギターアンプやドラム、管楽器など、音圧の高い楽器を収録する用途に設計されています。
堅牢な金属製ハウジングを採用しており、価格を抑えながら耐久性にも配慮されているのが特徴です。
周波数特性は50Hz〜16kHzで、ギターの中音域から高音域までカバーします。
特定の楽器に限定されていないため、ギター以外の楽器録音にも活用できるでしょう。
予算を抑えつつ、楽器録音を目的としたマイクを選びたい人にぴったりです。
JTS / PDM-57

ケーブル付属で導入しやすい
ギターアンプからボーカルまで幅広い音源に対応する、汎用性の高いダイナミックマイクです。
単一指向性を採用しており、最大145dB SPLの音圧に対応しています。
周波数特性は50Hz〜16.5kHzで、メリハリのあるサウンドを意識した設計です。
最大の魅力は、5mのXLRマイクケーブルとマイクホルダーが付属していること。
別途マイクケーブルを購入する必要がないため、オーディオインターフェイスを持っている人なら、比較的少ない追加費用で導入できます。
必要な機材を一度に揃えたい宅録初心者におすすめのモデルです。
AKG / P4

設置しやすいコンパクト設計
ギターアンプやドラム、管楽器などの収録に対応した楽器用ダイナミックマイクです。
本体は全長110mmのコンパクトな設計で、狭い場所でも取り回しやすいのが魅力。
マイクスタンドに取り付けやすい一体型のアダプター構造を採用しており、設置位置の調整もスムーズに行えます。
最大152dB SPLの音圧に対応するため、ギターアンプの近接マイキングにも適しています。
また、ハム補正コイルを内蔵し、電磁的なノイズの影響を軽減する設計も特徴です。
コンパクトさと実用性を重視したい人や、ギター以外の楽器も録音したい人におすすめです。
定番・中価格帯7選
音質と使い勝手のバランスを重視するなら、この価格帯がおすすめです。
長く使える定番モデルを中心に紹介します。
SHURE / SM57

ギター録音の王道マイク
ギターアンプのレコーディングで広く使用されている、定番のダイナミックマイクです。
40Hz〜15kHzの周波数特性を持ち、中高域に適度な存在感がある、輪郭のはっきりしたサウンドが特徴です。
歪んだギターのアタック感を捉えやすく、バンドサウンドの中でもギターの存在感を出したい場面に適しています。
また、平らなグリル形状によってスピーカーに近づけやすく、近接マイキングの位置調整もしやすい設計です。
スネアドラムや管楽器などにも使用できるため、ギター以外の録音にも活躍します。
初めて本格的なマイクを購入するなら、まず候補に入れたい1本です。
SENNHEISER / E609 Silver

スタンド不要の省スペース設計
ギターアンプの収録を想定して開発された、薄型のダイナミックマイクです。
一般的な棒状のマイクとは異なり、平たいボディをスピーカーの正面に向けて設置できるのが大きな特徴。
マイクケーブルでアンプの前面に吊り下げる使い方も可能で、スタンドを置くスペースを節約できます。
超単一指向性を採用しており、狙ったスピーカーの音を中心に収録できる設計です。
音色は抜けのよい高域と明瞭な低域を特徴としており、ギターの輪郭を捉えたい場面にも適しています。
狭い部屋で宅録する人や、マイクのセッティングを手軽に済ませたい人におすすめです。
AUDIX / i5

自然な音色と優れた汎用性
ギターアンプやスネアドラム、管楽器などに幅広く使える楽器用ダイナミックマイクです。
AUDIX独自のVLM(Very Low Mass)振動板技術を採用しており、音の立ち上がりや細かなニュアンスの再現を重視しています。
ナチュラルで透明感のある音色を特徴としており、アンプのサウンドを過度に強調せずに録音したい人に向いています。
140dB SPLを超える音圧に対応し、ギターキャビネットの近接マイキングにも使用可能です。
堅牢な亜鉛合金製ボディを採用しているため、長期間の使用にも適しています。
ギターだけでなく、ドラムや管楽器など幅広い音源を録音する人にもおすすめです。
AKG / D40

アタックを明瞭に捉える
コンパクトなボディに独自の振動板技術を搭載した、楽器用ダイナミックマイクです。
AKGのVarimotionダイアフラムを採用しており、低域から高域まで滑らかな周波数特性を実現する設計となっています。
音の立ち上がりやアタック感を明瞭に捉えることを重視しているため、歯切れのよいギターサウンドの収録にも適しています。
マイクホルダーが一体になった形状で、限られたスペースでも設置位置を調整しやすいのが魅力です。
ギターアンプのほか、タムやスネアなどの打楽器にも対応します。
リズムを強調したギターサウンドや、アタック感を大切にしたい人におすすめです。
LEWITT / MTP 440 DM

パンチのある中域を収録
オーストリアの音響機器メーカーLEWITTが手掛ける、楽器用ダイナミックマイクです。
ギターアンプやスネアドラムなどの高音圧の音源に合わせて設計されており、明瞭でパンチのあるサウンドが持ち味です。
わずかに抑えられた低域と輪郭のある中音域によって、歪んだギターのリフを引き締めたい場面にも適しています。
単一指向性を採用し、マイク正面の音を捉えながら背後の反射音や生活音を軽減できます。
丈夫な亜鉛ダイキャスト製ボディとカプセル保護用のゴムサスペンションもポイント。
ロック系のリフを歯切れよく録音したい人におすすめです。
SE ELECTRONICS / V7 X

力強い低域となめらかな高域
楽器録音に合わせて設計されたカプセルを搭載する、ダイナミックマイクです。
ボーカル向けモデルV7の技術をベースに、楽器収録用として調整されたDMC7 Xカプセルを採用しています。
共振を抑えた力強い低域と、滑らかでバランスのよい高域特性が特徴です。
4×12インチのギターキャビネットにも対応する設計で、大音量のロックギターの収録にも適しています。
超単一指向性を採用しているため、狙った音源を中心に収録しやすいのもポイント。
歪みギターの迫力を残しながら、高音域の耳に痛い成分を抑えたバランスのよい録音を目指す人におすすめです。
SHURE / BETA 57A

SM57よりも高域の抜けを重視
定番のSM57とは異なるサウンドキャラクターを持つ、SHUREの楽器用ダイナミックマイクです。
SM57の中音域の存在感を受け継ぎながら、より明瞭な高域と力強い低域を特徴とする設計になっています。
歪んだギターのアタック感や、単音フレーズの輪郭をはっきりと収録したい場面に適しています。
また、超単一指向性を採用しているため、正面の音を狙いやすく、周囲からの音の回り込みを抑えたい場合にも便利です。
ギターアンプだけでなくボーカルにも対応できるため、幅広い用途で活躍します。
SM57の音色が好みでも、もう少し高域の抜けを求めたい人におすすめです。
本格派・上級者向け4選
録音する音色にさらにこだわりたい人や、マイク自体の機能性を重視する人向けのモデルです。
SENNHEISER / e906

3段階で音色を切り替え
ギターアンプの収録に特化した、高性能なダイナミックマイクです。
E609 Silverと同様に薄型のボディを採用しており、スピーカーの前面へ設置しやすい形状となっています。
最大の特徴は、ブライト・フラット・ダークの3段階で切り替えられるプレゼンスフィルターを搭載していること。
高音域の強調具合をマイク側で調整できるため、アンプの音色や音楽ジャンルに合わせた収録が可能です。
また、ギターのアタックを正確に捉える高速なトランジェントレスポンスも特徴のひとつ。
クリーンからハイゲインまで幅広いギターサウンドを録音したい人におすすめです。
SHURE / Nexadyne 5

アンプ本来の音色を忠実に
SHUREがギターアンプ専用に開発した、ダイナミックマイクです。
独自のRevonicデュアルエンジントランスデューサー技術を採用しており、2つのトランスデューサーによって周波数特性を最適化しています。
ギターアンプの倍音や歪みの質感、演奏のダイナミクスを自然に捉えることを重視した設計が特徴です。
超単一指向性によって周囲からの音の回り込みを抑え、狙ったスピーカーの音を収録しやすくしています。
さらに、コンパクトな形状でアンプ前面への吊り下げ設置にも対応。
録音後のEQ補正をできるだけ少なくし、アンプ本来のサウンドを活かしたい人におすすめです。
audio-technica / AE2300

高域を整えるローパス機能
ギターアンプや管楽器、打楽器などの収録に向けて開発された、ダイナミックマイクです。
独自のダブルドーム振動板を採用しており、優れた高周波特性と音の立ち上がりを実現する設計となっています。
6kHzから高域を減衰させるローパスフィルターを搭載しているのが特徴で、ギターアンプの耳に痛い高域や不要な高音成分を調整できます。
また、重量138gの小型・軽量設計により、狭い場所でも柔軟なセッティングが可能です。
音の細部を捉えながら、録音する段階で高音域を調整したい人におすすめです。
※メーカー公式サイトでは生産完了と案内されているため、購入時は販売店の在庫状況を確認してください。
SENNHEISER / MD 421 KOMPAKT

名機のサウンドを小型化
世界中のレコーディング現場で使用されてきたMD421シリーズのコンセプトを受け継ぐ、ダイナミックマイクです。
MD 421-IIと同じ30Hz〜17kHzの周波数特性や単一指向性を採用しながら、重量159gのコンパクトなボディに再設計されているのが特徴です。
ギターの輪郭を際立たせるサウンドが期待でき、太いリフもはっきりと収録したい場合に適しています。
また、低音域の応答にも配慮されており、厚みのあるサウンドを収録したい場面にも適しています。
ギターアンプだけでなくドラムやボーカルなどにも活用できるため、宅録環境全体のクオリティを高めたい人におすすめです。
15機種の比較表
| 製品名 | 指向性 | 特徴・おすすめ対象 |
|---|---|---|
| BEHRINGER / SL 75C | 単一 | 低予算での入門 |
| CLASSIC PRO / CM9 | 超単一 | 高音圧の楽器向け |
| JTS / PDM-57 | 単一 | ケーブル付属 |
| AKG / P4 | 単一 | 設置のしやすさ |
| SHURE / SM57 | 単一 | 定番のギター録音 |
| SENNHEISER / E609 Silver | 超単一 | 省スペース設置 |
| AUDIX / i5 | 単一 | 自然な音色 |
| AKG / D40 | 単一 | アタック重視 |
| LEWITT / MTP 440 DM | 単一 | パンチのある中域 |
| SE ELECTRONICS / V7 X | 超単一 | 低域と高域のバランス |
| SHURE / BETA 57A | 超単一 | 高域の抜けを重視 |
| SENNHEISER / e906 | 超単一 | 3段階の音質切替 |
| SHURE / Nexadyne 5 | 超単一 | 自然なアンプトーン |
| audio-technica / AE2300 | 単一 | 高域調整フィルター |
| SENNHEISER / MD 421 KOMPAKT | 単一 | 本格的な多用途録音 |
最後に
ギターアンプの音をそのまま録音するマイキングは、デジタルのアンプシミュレーターとはまた違った魅力があります。
個人的には、初めての1本なら定番のSHURE SM57をおすすめしたいところです。
ただ、自宅でのセッティングの手軽さを考えると、SENNHEISER E609 Silverの薄型ボディもかなり魅力的。
マイク選びも大事ですが、実はマイクの位置をほんの少し動かすだけでも録音される音が変わります。
こだわり始めると、ギターを弾いている時間よりも、アンプの前でマイクの位置を調整している時間の方が長くなるかもしれません。
しかも、ようやく理想の音になったと思ったら、今度はギターの演奏ミスが気になり始めるという……。
宅録は本当に終わりがありません。
それでも、自分の好きなアンプの音を納得いく形で録音できたときの達成感は格別だと思います。
ぜひお気に入りのマイクを見つけて、自分だけのギターサウンドを追求してみてください!



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