

オーディオインターフェースが必要になって、あまり使うものじゃないから中古で探しているんだけど、注意点とかある?

オーディオインターフェースを中古で購入するにはいくつか注意点があるよ!
楽器演奏の録音や配信をするために必要なオーディオインターフェース。
本記事は、オーディオインターフェースはあまり使わないから中古でもいいのか?といった疑問に対して注意点を解説します。
オーディオインターフェース購入の手助けになれば幸いです!
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中古あるある“型落ちモデル”の注意点
公式ページでドライバ・OSの対応

オーディオインターフェースは、PCと楽器やマイクを接続するための機器です。
そのため、対応したPCでないと、接続時に反応せず、結局使えませんでした、ということになります。
なので、まずは欲しい中古品のモデルをWEBで検索して、製品の公式ホームページでどんなOSに対応しているか確認してみましょう。
使用PCのOSが記載されていない場合、接続しても使えないことがありますので、ここは必ず確認しましょう。
古いモデルだと公式HPから情報が削除されてる可能性があるので、個人ブログなどから情報を収集してみましょう。
※個人ブログは製品の仕様を100%保証する情報ではありませんので、あくまでも参考程度に。
付属ソフトが引き継げるか

オーディオインターフェースには、音楽編集ソフト(DTMソフト)が付属していることがあります。
このDTMソフトを使用することを前提にオーディオインターフェースを中古で手に入れる場合、ソフトが引き継げるか確認する必要があります。
前オーナーがアクティベート済で、インストイール時に「登録済みです」と出たら使用できません。
これは、買う前に店頭なら店員に、フリマサービスならオーナーに直接問い合わせて確認しましょう。

付属ソフトの有無で金額が変わることもありそうだしな

DTMソフトはめちゃくちゃ使えるからね
ジャンクや動作未確認の意味

中古の中でも動作未確認、電源のみ確認との表記はごろごろあります。
ここで注意したいのがその”意味”です。
個人的に自分は保守的なので、下記のように表記を認識しています。
- 動作未確認=ジャンク
- 電源のみ確認=ツマミのガリや、端子に影響ありの可能性
オーディオインターフェースは精密な機器のため、自分で修理することは中々難易度が高いです。
そのためジャンクで、通常使用に支障が出る場合、もう終わり。
結局、新品を購入する羽目になることも考慮の上、中古品に手を出すのが良さそうです。
外観・端子・付属品のチェック

中古でオーディオインターフェースを購入する際は、現物の写真をよく確認することもおすすめです。
凹みや大きな傷が確認できる場合、もしかしたら機器に大きな衝撃が加わってできたものかもしれません。
端子が少し曲がっていたら無理やり引き抜いてできた症状かもしれません。
このような症状から前オーナーが丁寧に扱っていたか、機器の寿命に影響はないかを少しでも推察することができます。

医者と探偵を掛け合わせたみたいだな

そんな大層なものじゃないけど、写真は事実だからね!
選択肢があるならできるだけ外観が綺麗な商品を選ぶと外れにくいですよ!
保証の有無

中古品のほとんどは保証が切れていると思いますが、たまーに保証が残っているものがあります。
保証が残っていると何かあったとしても、販売元やメーカーに頼ることができます。
そのため、安心材料としても保証の有無は確認したほうが良さそうです。
例え、保証が切れていたとしても、前オーナーがいつ購入したものかわかる場合があります。
いつ購入されたかわかれば、経年劣化があるかないかの判断に役立つはずです。
初心者こそ新品を推したい理由
サポートの安心感

現行モデルであれば、何か不具合が生じた時のサポートは万全です。
公式ホームページでのFAQや、トラブルシューティング、困った時の問い合わせなど安心材料が豊富。
メールでの問い合わせはすぐに返信が来るほどの充実感を感じることができると思います。
廃版モデルの場合、サポートが切れていることがあるので、もしも分からないことがあった場合、誰にも聞くことができません。
自力で調べて解決するほかありません。
その点では、初心者には新品がおすすめできます。
最新OSの対応

新品は当たり前ですが、最新OSに対応した機器となります。
そのため、安心して最新OSで使用することができます。
仮に不具合が生じた場合でも、サポートに連絡することですぐに解決案を提示してくれます。
パソコンのOSは目まぐるしく変わるので、その点は安心して使用することができます。
不具合原因の払拭

オーディオインターフェースはPCでドライバが必要なことや、入出力の設定など一見複雑なシステムを使用するため、音が出ないことや音が入力されないことなど多々あります。
この問題は個人的経験上、ほとんどはPC側の設定が原因です。
しかし、これが古いモデルの機器の場合、不具合原因にOSがちゃんと対応しているかという不明箇所が追加されてしまいます。
不具合の原因究明が困難になるため、慣れないうちは出来るだけ最新モデルの機器を使用することが推奨されます。
中古でも比較的に安心なおすすめブランド
Focusrite

中古市場でも信頼性の高いブランドで、特に「Scarlett」シリーズは定番として多くのユーザーに愛されています。
堅牢な筐体とシンプルな操作性に加え、プリアンプは透明感がありながら力強さも持ち合わせ、ギターやボーカル録音に幅広く対応可能です。
USB接続の安定性や低レイテンシー性能にも定評があり、自宅録音や配信用途にも十分活躍してくれます。
また、中古の流通量が豊富で価格も手頃なため、コストを抑えつつ安心して導入できる点も魅力です。
▽現行のおすすめモデル
Steinberg

DAWソフト「Cubase」を開発していることで有名な音楽制作の老舗ブランドです。
オーディオインターフェースでも「URシリーズ」や「AXRシリーズ」が人気で、堅牢な筐体と安定した動作が魅力。
特にURシリーズは、クリアでクセの少ない音質と定評あるマイクプリアンプ「D-PRE」を搭載し、ボーカルやアコースティック楽器の録音に強みを発揮します。
また、多くのモデルでCubase AIが付属しており、DAWとの親和性が高い点も大きな特徴。
中古でも実用性が高く、長く使える安心感のあるブランドです。
▽現行のおすすめモデル
MOTU

プロフェッショナルユースでも信頼の厚いブランドで、中古市場でも高い人気を誇ります。
堅牢な作りと高い音質が特徴で、特に解像度の高いサウンドと広いダイナミックレンジは録音・制作どちらにも対応可能です。
代表的な「Mシリーズ」や「Ultralite」などは、コンパクトながら入出力の自由度が高く、自宅スタジオからライブ現場まで幅広く活躍します。
さらに、安定したレイテンシー性能と操作のしやすさも評価されており、長期使用にも耐えうるタフさが魅力。
中古でも実用性が落ちにくく、コストを抑えてワンランク上の音質を求める人におすすめのブランドです。
▽現行のおすすめモデル
Universal Audio

プロの現場でも信頼されるブランドで、中古市場でも根強い人気があります。
特に「Apollo」シリーズは定番で、高品位なAD/DAコンバーターと滑らかなサウンドが魅力。
UADプラグインを本体で処理できるDSP機能を搭載しており、PCに負荷をかけず高品質なエフェクトを使える点も大きな特徴です。
アナログ機材のモデリングに強く、ボーカル録音やミックスに本格的な質感をプラスできます。
堅牢な筐体と洗練されたデザインも所有欲を満たしてくれ、中古でも価値が落ちにくいブランドとしておすすめです。
▽現行のおすすめモデル
PreSonus

コストパフォーマンスに優れたオーディオインターフェースを数多く展開しており、中古市場でも人気があります。
代表的な「AudioBox」や「Studio」シリーズは、シンプルで扱いやすい操作性と安定した音質が特徴。
特にボーカルやギターの録音においてクリアで素直なサウンドを実現し、宅録初心者から経験者まで幅広く支持されています。
また、多くのモデルに自社DAW「Studio One Artist」が付属しているため、購入後すぐに音楽制作を始められるのも大きな魅力。
中古でも導入しやすく、コストを抑えて制作環境を整えたい人におすすめのブランドです。
▽現行のおすすめモデル
購入後チェックすべきポイント
動作するか

これは言わずもがなですが…
PCとの接続でPC側が認識できるか、楽器やマイクを接続してサウンドを入力することができるか。
上記が最低限確認するべきポイントですかね。
あとは端子やツマミにガリがないかどうか。
中古品の場合、返品期間が決められているので、その間に早めに確認するようにしましょう!
後から問題がありましたと連絡しても、取り合ってくれない可能性があります。

泣き寝入りは勘弁な
音質チェック

PCとオーディオインターフェース、楽器を接続して、サウンドを入力した時の音質を確認しましょう。
ノイズが乗ったり、途切れ途切れになったりしないかどうか。
もしも音質が気になる場合は再度接続し直し、あるいはPCの再起動で再接続してみましょう。
まれに音質がクリアになることがあります。
もしもそれでも問題があるようなら機器の不具合の可能性が高いです。
販売元に相談してみましょう。
ソフト登録できるか

付属ソフトが問題なくインストールできるか確認してみましょう。
もしも、購入前に未アクティベートと謳われているにも関わらず、インストールできなければ、販売表記のミスの可能性があるので販売元に相談してみましょう。
おそらく、別の在庫品と交換してくれるか返品対応になると思います。
まとめ:中古の場合、注意して購入する
中古品のオーディオインターフェースを購入する際の注意点をまとめました。
前オーナーがどのように使用していたか分からないところが中古品の博打感のあるところですが、販売時の表記や写真を確認すると色々推測できたりします。
中古品を選ぶ際はなぜ中古品として販売されたかも想像すると地雷を回避できたりしますw
中古選びは慎重に。
少しでも不安に思うのであれば思い切って新品を買うのもいい手ですよ〜。
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