いつもアンプに繋げてギターを弾いているけど、アンプに繋がなくても練習になるの?
エレキギターはアンプに繋げてはじめて楽器として完成するよ
ただ、アンプに繋げない時間も練習したいよね
今回はエレキギターの練習はアンプなしでも成り立つのか?
アンプなしの練習方法を紹介します。
エレキギターはアンプなしで弾けるか?
物理的には弾ける
エレキギターはアンプがなくても弾くことは可能です。
小さい音ですが、周囲を気にせず、気軽に生音で練習することができます。
ただし、音量や響きを感じにくいため、エレキギターという楽器の本来の楽しみ方はできません。
練習になるかは目的による
アンプなしでも指の動きやコードフォームの確認には十分役立ちます。
ただし、チョーキングやビブラートなどの細かなテクニックは、アンプを通さないと効き具合がわかりにくいです。
もしもアンプなしで練習する場合は、練習目的を明確にすることが大切です。
アンプを使用しない練習を習慣化しない
アンプを使わない練習ばかりを続けていると下記のような癖がついてしまう恐れがあります。
- アンプを通したときに音が潰れる
- 余計なノイズが目立ったりする
表現力や演奏のダイナミクスを向上させたい場合は、必ずアンプを使用して実際の音を確認しながら練習することが重要です。
アンプを使わない場合の注意点
アンプなしの練習で完結させない
アンプに繋げるのが面倒だからといって、アンプなしの練習だけで終わらせないようにしましょう。
アンプを通した音には、生音ではわからないニュアンスやダイナミクスの違いがあります。
音の確認や本番さながらの感覚を掴むためにも、定期的にアンプを使った練習を取り入れることが大切です。
何でもかんでも練習しない
アンプなしの練習では、目的を明確にすることが重要です。
例えば、スケールや運指の確認など基礎練習に集中するのがおすすめですね。
一方で、細かなニュアンスやダイナミクスを伴う練習は、アンプなしでは効果が薄くなる可能性があります。
無計画に練習するのではなく、効率的なメニューを考えましょう。
音が聞き取れる環境で弾く
エレキギターの生音は非常に小さいため、環境音に負けてしまうことがあります。
テレビの音や周囲の雑音があると、ピッキングの強弱やタッチが聞き取りづらくなります。
できるだけ静かな場所で弾くか、場合によってはアンプやヘッドホンを使用して練習するのが良いでしょう。
アンプを使用しない練習目的
運指練習で指を鍛える
アンプがなくても運指練習には十分取り組めます。
スケールやクロマチックのパターンを繰り返し練習することで、指の独立性を高め、フレット間のスムーズな移動が身につきます。
特にテンポを一定に保ちながら練習すると、リズム感や正確性も鍛えられます。
アンプなしかつ静かな環境では、指の動きに集中しやすく効率的に技術を磨けます。
コードチェンジのスムーズさを磨く
アンプなしでもコードチェンジの練習は可能です。
静かな環境でコードフォームを確認しながら、正確なチェンジを繰り返すことで、テンポに乗った演奏力が向上します。
コードを弾く際には、無駄な動きを減らし、最短距離で指を移動させることを意識するとさらに効率的です。
周囲の音を気にせず練習できるので、集中してスムーズな移動を身につけましょう。
楽曲を覚える
楽曲をコピーする最初のステップは、正確な運指を覚えることです。
この段階では音色よりも指の動きに集中するため、アンプなしでも十分に練習できます。
まずは手元をしっかり確認しながら覚えていきましょう。
曲全体の流れを把握するために、スローテンポで演奏してみるのも良い方法です。
覚えた曲を忘れないようにする
せっかく覚えた曲も、弾かないと自然に忘れてしまいます。
時間をかけて覚えたフレーズを維持するには、気負わずにギターを手に取り、アンプなしでも日常的に弾く習慣をつけるのが効果的です。
指が自然に動くようになるまで繰り返すことで、自信を持って演奏できるようになります。
▽覚えた曲を忘れないようにする方法を紹介しています。
耳コピで耳を鍛える
テレビやスマホから流れる音楽やメロディーを耳コピすることで、音感を鍛えることができます。
アンプを繋げなくてもすぐに取り掛かれるので、思いついたときに試してみると良い練習になります。
最初は簡単なメロディーから始めて、少しずつ難易度を上げていくと、耳と指の連動が自然に鍛えられていきます。
▽耳コピの方法を紹介しています。
ヘッドホンを使う選択肢もある
日本の環境だと、いつの時間もアンプを繋げて演奏することは少し困難なことが多いです。
そんなときはヘッドホンを使った練習をしてみましょう。
これであればアンプから出力される音がヘッドホン出力に変わるだけなので本格的に練習ができます。
個人的におすすめなヘッドホンが使用できる機材を紹介します。
ヘッドホン端子付きアンプ
Positive Grid / Spark GO
どこでも、気軽にプロ級サウンドを。驚きの小型ギターアンプ!
自宅練習にぴったりなヘッドホン端子付きの小型ギターアンプ。
夜間やアパートでも安心して演奏が楽しめます。
手のひらサイズながら、5Wの驚きの音量と迫力サウンドを実現し、Bluetoothスピーカーとしても活用可能。
さらに、アプリ連携で数千ものトーンプリセットが利用でき、初心者から上級者まで幅広く楽しめます。
重さはたったの346g、バッテリーは最長8時間稼働で、どこへでも気軽に持ち運びOK。
気軽に練習を始めたい方にも、しっかり音にこだわりたい方にもおすすめの一台!
YAMAHA / THR5 V.2
生々しい音が心を揺さぶる、手のひらサイズの本格派アンプ
ヘッドホン端子付きで小音量でも納得の音を楽しめる自宅練習用ギターアンプ。
クリーンからハイゲインまで対応可能な5種類のアンプシミュレーションや、ヤマハの高品質エフェクトがコンパクトな筐体に凝縮されています。
特に音の「生々しさ」が多くのユーザーを魅了しており、軽量かつバッテリー駆動可能なため、持ち運びも簡単。
ギターの音をしっかり鳴らしたいけど、家では大音量を出せない自宅ギタリストに最適な選択肢です。
また、付属のUSBインターフェースを使えば録音やPCとの連携も可能。省スペースでしっかりとした音を求めるなら、迷わずこれ!
BOSS / KATANA-MINI
部屋でもロックを鳴らし切る、小さな巨人
自宅で本格的なギターサウンドを楽しみたいけど、大音量は無理…そんなギタリストにピッタリ。
この小型アンプは、BOSSフラッグシップモデルのサウンドを凝縮し、ポータブルサイズで実現。
3種類のアンプタイプ(クリーン、クランチ、ブラウン)が搭載され、表現力豊かなサウンドが可能です。
特に、アナログ・ゲイン回路による自然な歪みと、クラシックな3バンドEQで音作りが思いのまま。
さらに、ディレイを使ったギターソロにも対応。
軽量&バッテリー駆動だから、自宅はもちろん外出先でも活躍します。
初心者から上級者まで幅広いギタリストにおすすめしたい一台です!
ヘッドホンアンプ
VOX / AP3-BQ amPlug3 Boutique
小さくても、響く本格サウンド
自宅で大音量を出せないギタリストのために設計された一品。
ギターに直接プラグインするだけで、伝説的なブティックアンプのクリーントーンやシルキーなオーバードライブをリアルに再現します。
完全アナログ回路による本格サウンドに加え、コーラス・ディレイ・リバーブといったステレオエフェクトが内蔵。
さらに、リズムパターンを搭載しており、自宅練習の幅を広げてくれます。
軽量・コンパクトな設計で、好きな場所ですぐ演奏が可能。
音質と手軽さを両立させた、忙しいギタリストの強い味方です。
BLACKSTAR / amPlug2 FLY
手軽さと音質、これひとつで完結
外出先や夜間の練習に最適なヘッドホンギターアンプです。
最大17時間の連続使用が可能な乾電池駆動で、場所を選ばず使用できるのが魅力。
独自の歪みトーンとリバーブ機能により、心地よいアンプ感を体験できます。
有線イヤホンでも十分に良好なサウンドを再現できるため、ヘッドホンに抵抗がある方にもおすすめ。
VOX製品との比較では歪みの幅広さが際立ち、これ1台で十分楽しめるとの声も多いです。
練習のハードルをぐっと下げてくれる相棒として、使える一台!
FENDER / Mustang Micro
深夜も安心、本格サウンドをポケットに!
ギターに直接接続するだけで、12種類のアンプモデルや13種類のエフェクトを簡単に操作できる超小型ヘッドフォンアンプです。
Bluetooth接続でスマホ音源と合わせた練習も可能なので、深夜でも気軽に音楽を楽しむことができます。
軽量で直感的な操作性を備え、USB接続で録音も対応しています。
ヘッドホンを差し込むだけで、本格的なサウンドが体験できます。
自宅で練習を重ねたいギタリストに、おすすめです。
マルチエフェクター
BOSS / GT-1
家でもライブでも、どこでも本格サウンド
自宅での練習からライブまで活躍する、コンパクトで多機能なマルチエフェクターです。
特に、ヘッドホン端子が搭載されており、大音量での演奏が難しい自宅ギタリストに最適。
約7時間の電池駆動が可能で、アウトドアでも音楽を楽しめます。
また、BOSSのフラッグシップ技術を搭載し、質感の高い108種類のエフェクトを提供。
シンプルな操作性と拡張性の高さも魅力で、音作りの幅が広がります。
外出先でも手軽にプロクオリティの音を得られるため、移動の多いギタリストにもおすすめです。
ZOOM / G2 FOUR
自宅練習がもっと楽しくなる!リアルなサウンド!
ZOOMのG2 FOURは、家庭での練習に最適なマルチエフェクター。
100種類以上のアンプと79種類のエフェクトが搭載され、最大6つのエフェクトを同時使用可能。
さらに、ヘッドホン端子を搭載しているので、夜間や周囲を気にせずに自宅でしっかり練習できます。
新開発の「マルチレイヤーIR」技術により、ギターのピッキングや音量に応じたリアルな音質を実現。
iOS/Androidアプリとの連携でエフェクトの追加やカスタマイズも可能で、音作りの幅が広がります。
ルーパー機能やリズムマシンも搭載され、練習からライブまで幅広いシーンに対応。
自宅で音楽制作に没頭したいギタリストにぴったりです。
Line 6 / POD Express Guitar
自宅練習がもっと楽しくなる!コンパクトでも本格派サウンド
家での練習でもプロフェッショナルな音質を手に入れたい自宅ギタリスト必見!
HXプロセッサーから継承した高品質なアンプ・エフェクトを搭載し、コンパクトながら圧倒的なサウンドクオリティを実現。
7種類のアンプと17種類のエフェクトを搭載し、直感的な操作で簡単に理想のトーンを作成できます。
さらに、ステレオ・ヘッドフォン出力も備え、ヘッドフォンでの練習にも最適。
USBオーディオインターフェース機能も備え、PCやスマートフォンと連携して録音やモニタリングも可能です。
軽量で電池駆動対応、持ち運びにも便利なこの一台で、ギターライフがもっと自由に、もっと楽しくなります!
できるだけアンプは使おう
ここまでヘッドホンで練習できることを紹介しましたが、やはり可能であればアンプを使った練習も取り入れることをおすすめします。
アンプを使うことで、エレキギター本来の音色やダイナミクスを体感でき、表現力を磨くことができます。
また、ライブやスタジオでの演奏を想定した練習にもつながります。
特にアンプを通したときに気づくノイズや音作りの課題は、実際の演奏場面で重要なポイントになります。
練習の一部をアンプで行うことで、音作りの感覚や演奏の質を高めることができます。
最後に
ギター本体に目が行きがちですが、アンプもこだわりのものを手に入れると所有欲を満たせます。
よく見るとアンプもデザインが豊富で、かっこいいものや、アンティークなもの、おしゃれなものなど幅広いです。
ぜひアンプにもこだわりを持って色々試していくと、アンプに繋げる喜びを感じることができるかもしれません。
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