【疑問解説】エレキギターの練習は何からするべきか?-まずはこれから!

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ゴンタロウ君
ゴンタロウ君

エレキギター初めてみたけど、どんな練習からすればいいかわからない…

リョウスケコンノ
リョウスケコンノ

最初は何からしていいかわからないよね

リョウスケコンノ
リョウスケコンノ

実体験を踏まえて何からしていいか、解説してみるね

最初にこれをやるべき!というものはありませんが、自分はこうやってきたという経験を元に紹介します。

エレキギターの練習はパワーコードから

パワーコードは簡単なコード

ゴンタロウ君
ゴンタロウ君

パワーコードとはなんぞ?

リョウスケコンノ
リョウスケコンノ

パワーコードは、簡単に言うと2つの音で構成されている和音のことだよ

パワーコードは、「ルート音と5度の音」の2つの音で構成されたシンプルなコードのこと。

〜用語解説〜

ルート音とは?

そのコードの基準となる音で、「このコードは何の音か」を決める重要な音のこと。

5度の音とは?

音階上でルートから5番目にあたる音のこと。

コードに厚みと力強さを加える役割があります。

例えば、ルートがG(6弦3フレット)なら、Gから数えて5番目の音「D」(5弦5フレット)が5度の音になります。

この形をそのまま移動させるだけで、いろんなコードが弾けるから便利です!

ロックの基本はパワーコード

パワーコードはロックの定番!

ほとんどのロック曲がこのコードを土台にしています

なので、まずはここから覚えるのがベスト。

パンク、メタル、ハードロックなど幅広いジャンルで使われています。

そのため、弾けると一気に世界が広がります!

▽最初から最後までほとんどパワーコードが使われています。

パワーコードを弾けると楽しくなる

シンプルで迫力のある音が出せるので、弾いてるだけで気分が上がります。

曲に合わせてコードチェンジがスムーズにできるようになると、ギターがどんどん楽しくなっていきますよ。

本当に、適当にジャカジャカ弾くだけでもそれっぽく聞こえます。

そのため、初心者でも「おっ、なんかいい感じ!」ってなること間違いなし!

まずは思いっきり鳴らして、ギターの楽しさを体感してみよう!

パワーコードの練習方法

基本の形は2つ

パワーコードは押さえ方は簡単ですが、すべての音を出すには2つのフォームを覚える必要があります。

開放弦を使うフォーム

開放弦をルートにするパワーコードは、指一本で押さえられ、初心者でも簡単に鳴らせます。

例えばEのパワーコード(6弦開放+5弦2フレット)では、人差し指で5弦2フレットを押さえるだけでOK。

同じ形でAのパワーコード(5弦開放+4弦2フレット)も弾けます。

開放弦をルートとするパワーコードは、響きがブライトになり、音が途切れにくくなります

開放弦を使わないフォーム

開放弦を使わないフォームは、指2本を使いますが、どのフレットでも同じ形で押さえられます。

例えば、Gのパワーコード(6弦3フレット+5弦5フレット)は6弦3フレットを人差し指で押さえ、5弦5フレットを薬指か小指で押さえるのが一般的です。

この形をそのままスライドさせるだけで、簡単にコードチェンジできます。

6弦を使ったAのパワーコード

すべて押弦のため、締まったサウンドが特徴的です。

ミュートを意識する

押さえる弦と同じくらい重要

パワーコードをカッコよく鳴らすには、弾く弦だけでなく「余計な弦を鳴らさないこと(ミュート)」が重要です。

特に歪ませた音は、不要な弦が鳴るとノイズが増えて音が濁ってしまいます

聴き比べてみよう!

▽ミュートがしっかりしている音源

▽ミュートが甘い音源

プロのギタリストもミュートをしっかり意識して演奏しています。

パワーコードを弾くときは「音を出すこと」と同じくらい「余計な音を消すこと」にも気をつけよう!

ミュートのコツ

ミュートには左手と右手の2種類があります。

左手は、使っていない指を軽く他の弦に触れて鳴らないようにするのが基本です。

例えば、Aコードの場合、親指で6弦のミュートと、人差し指の腹を少し寝かせて3弦以下の弦に触れればOK。

右手は全弦弾いても構いませんが、できるだけ不要な弦は弾かないような気持ちでかき鳴らしてみましょう。

手刀を使うブリッジミュートというテクニックもありますが、まずはパワーコードを綺麗に弾けるようにしましょう。

よくある進行で練習してみよう

part.1

開放パワーコードのみの譜例

コードチェンジ時に押さえ方のフォームが変わるため、もたつかずにスムーズにチェンジすることを心がけよう。

コツとしては、コードチェンジ時に次に押さえるフレットを先に見ておくと、押弦の着地もしっかりできます。

part.2

押弦パワーコードのみの8ビートの練習

8ビートのコードストロークは基本的にダウン・アップで行います。

1音目をダウンピッキング、2音目をアップピッキングで以降は交互にピッキングしていきます。

ストロークのコツは、濡れた手を乾かすときにぶらぶら振る時と同じイメージで動かします。

ドラちゃん
ドラちゃん

まさかお手洗い後もぶらぶら乾かしてるのか?

リョウスケコンノ
リョウスケコンノ

やってないよ!ちゃんとハンカチ使ってるよ💢

力まず、リラックスして遠心力を使うイメージで弾くとサウンドのばらつきが出ずに鳴らすことができます。

part.3

開放パワーコード+押弦パワーコードの不規則なリズムの練習

某パンクバンドのリフです

小節関係なく変則的にコードチェンジを行う譜例になります。

これはよく楽曲のリフレインで使われる手法ですね。

コツはpart.1、part.2と同じです。

コードチェンジのタイミングとしっかり押弦することを意識しましょう。

フレーズは鼻歌で歌えるくらい覚えたら後は練習あるのみです。

慣れたら好きな曲を弾ききる

好きな曲をリストにしてみる

いきなり1曲を決めるのではなく、まずは「弾いてみたい曲リスト」を作ってみよう。

好きなアーティストの曲や、憧れのギタリストが弾いているフレーズを思い浮かべて書き出してみると意外とワクワクします。

まずは曲の難易度は気にせず、とにかく「この曲を弾けたら楽しそう!」と思うものを挙げるのがポイント。

もし迷うなら、ロックやパンクのシンプルな曲から始めるのも良いと思います。

実際にリストを作ることで、練習のモチベーションも上がり、どんな曲なら今の自分でも弾けそうかが分かりやすくなるはずです。

楽譜や動画を探して、コード進行やテンポをざっくりチェックしておくとイメージも掴みやすいです。

リストの中でできそうな曲を決める

リストを作ったら、その中から「今の自分でも弾けそうな曲」を選ぼう。

選ぶポイント
  • テンポが速すぎない
  • コードチェンジがシンプル
  • 弾きたい気持ちが強い

テンポが速すぎると挫折しやすく、コードチェンジが複雑だと覚えるのに時間がかかります。

最初は、使われているコードや音数が少ないものや、パワーコードのリフが繰り返し使用されている曲がオススメです。

例えば、パンク系やシンプルなロックの曲は、初心者でも弾きやすいものが多いです。

押さえ方を覚える

弾く曲を決めたら、楽譜を買ったり、YouTubeの解説動画を見たりして、どの指でどのフレットで押さえるかを確認してみましょう。

最初はゆっくり押さえ方を覚える感覚でコピーしていきましょう。

コピーのポイント
  • 余計な音が鳴らないようにミュートを意識
  • 力まずリラックスして押弦
  • 上手く鳴らない時、押さえる角度を調節

一定のリズムで最後まで弾ききる

押さえ方を一通り覚えたら、メトロノームに合わせて弾いてみましょう。

テンポはまずは原曲より下げてOK。

それでも完璧に弾ききるのは難しいので、ノリや雰囲気が掴めていればテンポアップしていこう!

⚠️注意

本当は一音一音正確に弾けてからテンポアップした方がいいです。

ですが、そこまで完璧を目指していたら曲が完成せず、飽きてギター自体をやめてしまうことがあります。

やめてしまったら元も子もないので、まずは続けられるような練習をするのが一番です。

徐々にテンポアップしていけば、いずれ音源に合わせて聴きながら弾くことができます!

ここでのポイントは、最初はミスをしても気にせず、とにかく「1曲通して弾く」という経験を積むのが大事です。

曲を弾ききれると楽しくなる

最後まで弾けるようになると達成感があります!

この達成感がたまらなく、次も次もとコピーしたくなるはずです。

ここまで来れば儲けもの。

あなたのギターライフに挫折という文字は消えてなくなりました

その感情を芽生えさせるために、まずは一曲弾ききれることがとても重要になります。

私の場合はこんな感じだった

最後に、私が初めてギターを手にした時の練習方法を記載します。

参考になるかわかりませんが、一応、載せておきます。

教則本やギター雑誌の購入

ギターを手にすると同時に教則本や雑誌を買いました。

元々、ギター関連の書籍を見るのが好きだったので、特段読むのは苦ではなく、眺めるだけで楽しめていました。

なので、眺めるついでに練習方法について学びました。

コードの習得(アコギ )

最初に手にしたギターはアコースティックだったので、まずはコードから覚えなければと勝手に思っていました。

リョウスケコンノ
リョウスケコンノ

CやAmなどの簡単なコードを押さえられるように毎日練習したよ

後で思ったことですが、FやBなどの人差し指を寝かせて押さえるセーハコードは苦しまずに覚えた気がします。

(特にFコードを押さえることは初心者の難関)

リョウスケコンノ
リョウスケコンノ

性格的に完璧に鳴らすより、早く曲を弾きたい想いの方が強かったかと

好きな曲を片っ端から弾き語り(アコギ)

雑誌に載っているコードスコアの中から好きな曲を見つけて、片っ端から弾き語りの練習をしていました。

最初は確か、ゆずの「いつか」やコブクロの「蕾」などを練習していた気がします。

選曲基準は、自分が弾けるコードが大半を占めるかどうかで選んでいました。

リョウスケコンノ
リョウスケコンノ

それでもどうしても弾きたかった曲は背伸びしてでも弾いていたよ

パワーコードで好きな曲を弾きまくる

エレキギターを買ってからは練習方法が変わりました。

アコギでの練習はローコード中心でしたが、エレキギターに持ち替えてからはパワーコード中心の練習を始めました。

最初に弾いたパワーコードのリフはB’zの「super love song」でしたね!

コードチェンジは多い曲ですが、パワーコードなので、フォームを変えず位置を変えるだけで良いのですぐ形になりました。

▽super love songのリフのtab譜

昔から憧れだった曲を弾ききる

パワーコードもできてきたら、次に本当に弾きたかった曲を練習しました。

それはこれ、L’Arc〜en〜Cielの「driver’s high」でした!

アコギを弾いていた時も、「エレキギターを買ったら絶対に弾く!」と強い信念を持っていたので念願です。

曲を構成するエレキギターパートのフレーズは、パワーコードの他にもアルペジオやハイフレットのフレーズなどたくさん出現します。

最初は押さえるのが大変でしたが、この曲が好きすぎてモチベーション高く練習ができました

結果、挫折することなく最後まで弾ききることができ、ギターに対する自信がつきました。

以降は、少しでも弾きたくなった曲を片っ端から弾いていき、気づいたらバンドを組み、ライブにも出るようになりましたとさ。

最後に

エレキギターを手に入れてからどんな練習をすれば良いか紹介しました。

私が思うに、挫折せず継続してギターを練習するためには、まずは簡単でカッコいいパワーコードの習得をおすすめしています。

パワーコードさえ覚えてしまえば、どんな曲も弾けるようになります。

そこから少しずつ、他のテクニックを取り入れ、よりカッコよく多くの曲を弾けるようにしてみましょう!

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