

ギター欲しいんだけど、ストラトとレスポールの違いがわからないんだ

自分も最初はどちらがいいか悩んだよ

よし!じゃあ個人的な意見ゴリ押しでそれぞれ紹介してみるね!
ストラトもレスポールも有名で、よく聞く名前だと思います。
見た目や重さ、音の方向性が全く違うため、選び方次第で「良かった!」「失敗したかも…」が分かれてしまうこともあります。
今回は、実際に両方使ってきた私自身の経験を交えて、初心者にも分かりやすく紹介していきます。
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両方所有しているからこその視点

私はもともとラルクのkenに憧れていたので、最初に手に入れたのは、ストラトキャスターでした。
ただし当初は、形や色がかっこよかっただけの理由で選びました。
その後、バンドをやり始めて、方向性がロック寄りになったこともあり、レスポールを購入。
その時は、とにかく図太い音が出したかったので狙い通り。
ただしめちゃくちゃ重い…
今では、バンドではストラトを、レコーディング時にはレスポールを使うようになりました。
そんなこんなで2種類とも愛着があるので、初心者の方が「買った後に後悔しない」選び方を伝えられればと思います。
ストラトとレスポールの基本スペック比較
まずは基本的なスペックの違いを見てみましょう。
ざっくり違いを知る!初心者向け比較表
種類 | ストラトキャスター | レスポール |
外観 | ![]() | ![]() |
重さ | 軽め(約3.5kg) | 重め(約4〜4.5kg) |
音の傾向 | 明るくシャキッとしたサウンド | 太くてパワフルな音 |
ピックアップ | シングルコイル × 3 | ハムバッカー × 2 |
ネックの形状 | 細め・手に馴染みやすい | 太め・ややゴツい |
見た目の印象 | スマートでシンプル | 高級感があって重厚 |
💡補足:これらはあくまで「傾向」です。実際の音や弾き心地は、モデルやセッティングでも変わります。
次の章では実際に使って分かった良いところ、困ったところをまとめました。
実際に使って分かったストラトの良い点
軽くて長時間の演奏でも疲れにくい
ボディに使われている木の量がレスポールに比べて少ないため、軽く感じます。
ボディ形状も比較的に縦長のため、取り回しが良い方だと思います。
私はもやしのような体型をしているため、ギターを長時間抱えていると肩を凝るのですが、ストラトの場合は不思議とあまり気になりません。

お前はもっと鍛えろよ

punkerはヒョロイよ!(punkerじゃないけど…)
いろいろな種類の音色が楽しめる

ストラトはピックアップが3つもあり、5つのモードが楽しめるセレクターが標準装備されています。
そのため、低音の効いた丸い音からジャキっとした歯切れの良い音までありとあらゆる音を作ることができます。
その音色の自由さから、プロギタリストでストラトを一台も所持したことがない人はいないほど。
ポップスを弾くなら間違いはないと思います。
私もインストバンドをやる時は、同じ曲で多彩な音が求められるので、ストラトは重宝しています。
この音作りの幅広さも、ストラトの強い個性の一つです。
ネックが細めで手が小さい人にも良い

比較的ネックが細いため、指板を握り込みやすいです。
そのため、手が小さい人やテクニカルな奏法に優位です。
軽快な音と弾きやすさが気に入っていて、レコーディング時のギターソロなどでストラトを使うことも少なくありません。
意外と弾きやすさも大事な要素の一つだと認識しています。
ストラトのここは困ったなぁ…という点
ハードな曲で物足りなく感じる
ハードロックやメタルなどの曲を演奏する時は、やはりどうしても出力不足が気になります。
リードならまだ良いのですが、バッキングやパワーコードを使ったリフなどを弾く場合、「ピックアップがハムバッカーならもっとかっこいいのに」ということがあります。
これはどちらかというとストラトの欠点ではなくて、レスポールやハムバッカーを積んだギターのメリットです。
ただ、シングルコイルサイズのハムバッカーもありますので、ピックアップ交換で対応することもできます。
それか、元々ハムバッカーを積んだSSHタイプのストラトにするのも手です。
▽SSHタイプのストラト
チューニングの手間が少しかかる

ストラトはシンクロナイズドトレモロ(以下トレモロと略す)という音程を上下させる装置が付いています。
これは全弦に有効で、とても面白い効果を出せるものになりますが、チューニングの面で気をつけなければなりません。
トレモロの構造上、個別弦のチューニングを行っても、全弦のテンションが変わってしまいます。
なので、チューニングをする時は必ず全弦のチューニングを見直す必要があります。
チューニングをしょっちゅう変える場合は少し煩わしく感じるかもしれません。

トレモロを使用できる代償だな
▽チューニングの手間を少しでも楽にするグッズ
実際に使って分かったレスポールの良い点
音が太くてロックにピッタリ

あのーこれ、1台目がストラトだったこともあって、レスポールを初めて弾いた時、ちょっとびっくりしました。
「何この音!?あれか、レスポールはうどの大木か??」
ストラトがかんぴょう巻きくらいの太さだとすると、レスポールは恵方巻。
恵方に向いて弾かねば…なんて思いもあったような、なかったような…
とにかく、図太い音が出せるので、ロックやメタル向きですね
ただ、太くて丸い音が出るのでジャズとかでも使えそうです。
サスティンが長くて気持ちいい
ストラトと違ってネックとボディがしっかりジョイントされているので振動が全体に伝わりやすく音が伸びます。
チョーキングやビブラートなんて弾いたら昇天もの。
気持ち良くて眠くなるかも!?
よくガンズアンドローゼズのSLASHがレスポールで気持ちよさそうにチョーキングしていますね。
この感じ。たまらないっすよ!
高級感のある見た目で存在感バツグン

レスポールスタンダード系であれば、ボディ全面にメイプルを貼ってあることが多いので、見た目はバツグン!
ベタ塗り、プレーン、杢目、いろいろな種類のトップデザインがあります。
どれも魅力的で、重厚感があります。
個人的にレスポールのデザインはずっと見ていたいギターです。

見てばっかりじゃなくてちゃんと弾けよ?

わかってるよーでも眺めながらお酒と飲んだら…ぐふふふふ…

…ただの変態だな
レスポールのここは困ったなぁ…という点
重くて長時間弾くと肩がしんどい

知ってます。
これがレスポールというギターの代償です。
重いものは太くていい音が出ますが、肩が撃沈します。
これは試練と思って臨むべき壁です。
座って弾くとその重さとボディのエッジで痛くなりますし、立ってるとその驚きの自重で肩がやられます。
困ったものです。
ツンデレのあの子に振り回される感じです。
ふっ…嫌いじゃない…
(そして私の肩は、スタジオに入り終えた頃には崩れるのでした)
▽肩の負担が軽減されるストラップなんてものもあるので試す価値はあり!

ネックが太くて初心者には握りにくい
これはレスポールの中でもモデルによりけりですがレスポールは比較的にネックが太いです。
手が大きい人は逆に握り込みやすくて安定する!なんて話もあります。
確かに最初は弾きにくいかもしれませんが、慣れたらたいしたことありません。
手の小さな女性の方でもレスポールでバリバリ弾いている方もいらっしゃいます。
…おっとこれはアニメ。ぼっちちゃんでした…
失礼しました、こちらですね。
橋本 絵莉子さんです。
力強くカッコよく弾いております。
慣れれば誰だってどんなギターも弾けるようになります!
スーパーギタリストを目指せば行くところまで行けるはず!
初心者が選ぶべき3つのポイント
見た目が「好き!」と思えるか

正直、この「好き!」が貫き通せれば他の2つのポイントなんて無視して良いです。
ギターは弾く前から、弾いている時、弾いた後、どんな状況でも愛せるかがポイント。
愛せれば、弾く前に弾きたい気持ちになるし、弾いている時もテンションが上がって良いプレーができる。
弾いた後もまたすぐに弾きたいと思わせてくれる。
そんな相棒が見つけられればぶっちゃけ形状や種類なんてどーでもいいです。
よく初心者はこれを買うべきとか、このジャンルならこれを使え!なんて言う人がいます。
が、それは万人の推奨であって、あなたに必ずしも当てはまることではないかもしれません。
一目で惚れて、ずっと弾いていたいと思えるギターに出会えたなら、それはあなたの最適解。
自信を持って相棒にしちゃいましょう!
もし、そんなギターに出会えずにいる場合は次のポイントも参考にしてみてください。
憧れのギタリストのギターをリサーチ

憧れのギタリストが使用している種類や形状をリサーチするのが手っ取り早いかもしれません。
憧れのギタリストということはその音楽も好きで、弾きたいジャンルもその周辺かと思います。
そうであればそのギタリストが弾いているギターはそのジャンルに合っている(または問題ない)種類だと思います。
憧れのギタリストと同じギターだとモチベーションも上がりますよ!
ジャンルなど難しい話は置いておいて、まずは同じ種類のギターを手に取ってみるのも手です。
実際に弾いて、持ちやすいと感じるか

少しでもいいなと思ったギターがあったら楽器店に行って、実際に手に取ってみるのがおすすめです。
実際に抱えることで、ネックの太さやギターの重さ、体へのフィット感、弾く時の視点を感じることができます。
安心してください。
パンツは履いてry…
じゃなくて…何も弾かなくて大丈夫です。
抱えるだけでわかることはたくさんあります。
プロ並みに弾ける人でも、抱えて気に入らなければ弾く前から「これはないな」と思います。
ちなみに購入を決めてないのに手に取っていいのかな?と思うかもしれませんが、大丈夫です。
店員さんは優しいので、購入しなくても抱えさせてくれます。
その時は店員さんに初心者であることを伝えましょう。
もしも嫌な顔されたら、そっけない感じで接されたら、それはよくないお店です。
すぐに退店です。

ギターは高い買い物。気持ち良い店で買いたいですね
フローチャートでおすすめギターのチェック
簡単にフローチャートにもまとめてみました!
(クリック or タップして拡大♪)

目安くらいにはなると思います。
いろいろ迷ったら、一度立ち返ってシンプルに考えるのも手ですね!
よくある質問Q&A集
Q. ストラトとレスポール、初心者にはどっちがいいの?
A. どちらにも良さがありますが、最初の1本として扱いやすいのはストラトかもしれません。軽さとネックの握りやすさは、続けやすさに直結します。
Q. 安いモデルってどうなんですか?
A. 安いモデルでも、最近のギターは十分クオリティが高いです。ただし、セットアップ(調整)されているかは確認したほうがいいです。狙い目は大手メーカーの廉価版。
Q. 自分はJ-POPが好きなんですが、どちらのギターが向いてますか?
A. J-POP好きならストラトが向いていると思います。ストラトは出せる音色が幅広く、いろんな音が使われてるJ-POPに最適です。
Q. 好きなギタリストはストラトを使っていますが、レスポールの見た目が好き。どっちを選べばいい?
A. これは難しいですねー。自分だったらレスポールを選びます。なぜなら好きなギタリストは今後どんどん増えてきて、レスポールを使ってる姿を見たら心奪われること間違いなしです。
Q. ストラトで太い音は出せますか?エフェクターでカバーできますか?
A. フロントピックアップとエフェクターで太い音はある程度出せますが、レスポールのそれとは違います。最初から太い音が出したいならレスポールを選ぶべきです。
まとめ:自分に合うギター、それが最適解
どちらが正解ということはありません。大事なのは、自分が気に入って長く弾き続けられるかどうかです。
迷ったら、楽器屋さんで実際に持ってみる・弾いてみるのがおすすめです。
この記事がそのきっかけになれたら嬉しいです!
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