使わない選択なし!Big Muff nanoシリーズ紹介

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最近続々とリリースされているファズペダル、Big Muff nanoシリーズ。

それぞれのモデルについてご紹介します。

Big Muffとは?

エレクトロハーモニクス社が開発したファズペダルです。

60年代後期に制作されたV1と呼ばれるファズペダルが元祖で、その頃に流行っていたトーンベンダーとはまた違った路線を歩み続けています。

また、種類も多く、年代により作りも違うためコレクター泣かせなファズペダルでもあります笑。

ボディ自体はどの種類も大きく、俗にお弁当箱とも呼ばれるほど。

なぜかファズペダルは昔から大きい個体が多いですよね。

nanoシリーズで歴代名機復活

そんな弁当箱とも呼ばれることも多いBig Muffですが、最近オリジナルをそのまま小さくしたnanoシリーズというものが発売されています。

サイズ的にはBOSSの定番エフェクターよりも一回り小さいくらいです。

なので、ペダルボードにも組み込みやすく、より実践的に使用できるようになりました。

今回はそんな使いやすくなったBig Muff nanoシリーズについて紹介していきます。

※Big Muffは年代によって部品が違い、さらに個体差もあるので一概にこのモデルとこのモデルというような比較ができません。

※今回は、往年のモデルとの比較ではなく、nanoシリーズごとの比較をしていこうと思います。

【Big Muff系】nanoシリーズ7選紹介

nano Big Muff pi

元祖Big Muff πのリイシューモデルです。

他のnanoシリーズに比べて初期音量は控えめに設定されています。

見た目は皆さんが思い浮かべるであろう弁当箱Big Muffをコンパクトにして白塗装を施したデザインです。

めずらしく中国生産みたいですね。

Triangle Big Muff

1969年製のV1と呼ばれるオリジナル Big Muff Pi の忠実なリイシューです。

オリジナルに近いボディとカラーリングです。

個人的にnanoシリーズでは破壊力のある部類に入ると思います。

往年FUZZのブチブチ感や音の減衰の仕方など、忠実に再現されています。

バンドサウンドに埋もれないようにトーン設定をするのが肝ですね。

Ram’s head Big Muff

銀色のダイキャストに印象的な赤文字や紫文字。

ラムズヘッドは1973年に登場したBig Muffシリーズのひとつです。

nanoシリーズでも特に人気が高く、ベースギターに被りにくい帯域を持っています。

個人的にはTriangle系統に部類される音色だと思います。

ケバケバしくジリジリとした轟音を奏でます。

オリジナルのヴィンテージ品はとても高いですが、このnanoシリーズであれば安価に、”あの音”を手にすることができます。

Green Russian Big Muff

深緑色のカラーリングが特徴的なBig Muff。

1990年代半ばから2000年頃までロシアで製造されていたオリジナル版の回路を元に制作されました。

従来のBig Muffとはまた違った方向性のペダルで、低音がよく出ており、歪みも控えめ(従来のBig Muffと比べた場合)なので芯のある音作りが可能です。

音抜けはあまり期待できないので、使い所によりますが骨太なサウンドを奏でることができます。

Op-Amp Big Muff pi

オレンジ色のデザインで人気のあるBig Muffシリーズ。

音色を作る増幅素子を一般的なトランジスタではなくオペアンプを使用することにより、ディストーションにも似た大音量で破壊的なサウンドを生み出しています。

オリジナルは1978年に制作されたが、smashing pumpkinsのギターボーカル、ビリーコーガンの使用により一躍脚光を浴びたペダルです。

確かに音色はブチブチというファズらしい歪みというよりはキリキリ、ザーザーといった粒の細かい歪みに近いように感じました。

中音域にパンチがあるので抜けは抜群です。

nano Double Muff

その名の通りBig Muff回路が2つ搭載されているモデルとなっています。

切り替えスイッチがあり、シングルモードではクラシカルなドライブサウンド、ダブルモードでは歪みが加わり激しいディストーションサウンドを奏でることができます。

実際に聴いてみると、シングルモードは歪み量がそこまで多いわけではなく、アンプの歪みをちょい足しする程度に使用するのがベストだと思いました。

ダブルモードでは、従来のマフっぽい歪みがあり、切り替えスイッチにより、より歪み量の可変域を広げているように感じました。

nano Bass Big Muff pi

ベース用ディストーションのBass Big Muff piをモデルにしています。

オリジナルと同等の歪み、トーンを持っており、ベースの歪みとしては持っていて損のないレベル。

Dryスイッチは歪みのエフェクト成分とドライ音の太さが共存し、よりクリアなローミッドサウンドを作り上げることができます。

ギターで使用しても面白いかもしれません。

結局どれがいいの?

これはもう完璧に好みの域です。

どれも完成度が高く、さすがオリジナルと同じメーカーが出すリイシュー品と言ったところでしょうか。

どれもキャラクターが強く、弾き比べるとなおさら違いがわかると思います。

購入時は試奏してみましょう。

きっとお気に入りの一台が見つかると思います。

参考までにyou tubeに比較動画がありましたので載せておきます。

ただバンドでの使用か、レコーディングでの使用か、自宅弾き用かで選択肢が変わってくると思います。

用途に合わせて手に入れるといいかと思います。

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